2014年11月20日

赤ちゃんとおしゃぶり

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


おしゃぶりについての話題をよく耳にします。

「歯並びに影響があると聞きますが、どうですか?」
「泣いていてもおとなしくなってくれるので助かってます。」
「顎の発達や鼻呼吸を促すので良いと聞きましたが本当ですか?」

など、おかあさん方の間でも
様々な情報が飛び交っているようですね。

おしゃぶりについては 小児科と小児歯科の保健検討委員会で
望ましいあり方について 検討されていたのでご紹介します。
(以下は抜粋と要約です。)


<利点>
・簡単に泣き止み、静かになる
・入眠がスムーズ
・上記により、母親の子育てのストレスが減る
    *現時点ではおしゃぶりによって
       「鼻呼吸や舌、顎の発達を促進する」ことは学問的に検証されていないそうです。

<欠点>
・習慣性となりやすく、2歳以降も使用すると歯の噛み合わせが悪くなる
・子どもがどうして泣いているのかを考えなくなってしまう
・あやすことや ことば掛け、ふれあいが減る
・発語の機会が減る


赤ちゃんはよく口の中に物を入れたり、自分の指をなめたりしますが
これは口の触覚を使って物を確認しているのです。
おしゃぶりを常にしてしまうと 物を認知する機会が減ってしまいます。
また、同じく声を出す機会も減ってしまいますね。


以上のことからも、おしゃぶりはなるべく使用しない方が良さそうです。
やむを得ず使用する場合は

(1) 発語やことばを覚える1歳過ぎになったら、
   おしゃぶりのホルダーを外して、常時使用しないようにする。
(2) 遅くとも2歳半までに使用を中止する。
(3) 便利性だけでおしゃぶりを使用しない。
(4) 4歳以降になってもおしゃぶりが取れない場合は、
   かかりつけの小児科医に相談する。
 
これらに留意しましょう。
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:02Comments(0)こそだて