2014年11月21日
カップ授乳
こんにちは しんしろ助産所です
生まれてからずっと母乳だけで赤ちゃんを育ててきたおかあさんも
外出や職場復帰などから母乳を一時的にあげられないことがあります。
産後どのくらい経過しているかにもよりますが、授乳回数が多い方では
オッパイが張ってきて途中で搾乳しないと母乳が漏れ出したり、痛くて辛いことに・・・
一方、あかちゃんも哺乳瓶での哺乳ができず、“泣き疲れて寝たよ”とか
“散々泣いて ようやく諦めたのか飲んでくれた ”とあかちゃんを預かった大変さを
切々と聞かされることもあります。
おかあさんからすれば、そういう時に備えて母乳を搾って貯めたり、預かって
もらう方になれるように準備してきたのでしょうが大変ですね
普通、搾った母乳をあかちゃんにあげる時には哺乳瓶であげることがほとんどです。
直接哺乳だけになれているあかちゃんにとって、きっと、シリコンやゴム製の乳首と
おかあさんの乳頭の感覚は違いすぎるのでしょうね。
反対に生まれて間もない頃には、人工の乳首を好んでおかあさんのオッパイを
上手く飲めなくなるあかちゃんもいます。
災害時の哺乳方法としてカップ授乳が広く知られるようになりましたが、
カップ授乳はおちょこや小さめのコップを使って授乳する方法です。
直接哺乳するのと異なりこぼれる量も多いですが、人工乳首を嫌ったり、哺乳瓶慣れを
防ぐのが目的です。
カップ授乳の方法はインターネットの動画でもみることができます。
あかちゃんを縦抱きにして、哺乳時には母乳(ミルク)がこぼれたり、カップを手で
払うこともあるので、あかちゃんの首と手をタオルで覆ってから
あかちゃんの下唇にカップをのせて、カップのふちが上唇の外側にあたるように
固定し、カップを傾け、母乳(ミルク)をすすってのむようなイメージで飲ませます。
あかちゃんが静かに起きている時がタイミング。
飲ませようと流し込むとむせてしまうので厳禁
焦りや、イライラはあかちゃんに伝わります。
あかちゃん自身の飲む量と 飲むペースをみながら ゆったりとすすめることが大切ですよ