2016年03月03日

母乳で育てたいおかあさんへ

こんにちは しんしろ助産ですhiyoko_02


寒の戻りで寒い日が続いていましたが
今日はicon01ぽかぽかの暖かい日になりました。
桜の花も今日一日でぐっとふくらみを増したようキラキラ

でも、週末にはまた寒くなるのだとか・・・
三寒四温といいますが、こうして春が近づいてくるのですね。

さて、混合栄養から完母にしたいという おかあさんはたくさんみえます。
赤ちゃんによく吸ってもらうことが母乳をだす秘訣ですが、
そうかといってミルクをいきなりやめるのは難しいですね。

出産施設でも、母子同室にしたり、
赤ちゃんが欲しがったときに欲しいだけ母乳をあげる自律授乳を
すすめていますが、母乳が出るようになるまでには時間もかかります。

自宅に帰ってからは授乳回数が8回~12回になるよう工夫してみましょう。
以前は授乳するのに、赤ちゃんが泣くまで待ちましたが
最近は浅い覚醒状態が望ましいといわれます。
ぐずってなかなか寝てくれないようなときにも母乳を吸わせてみましょう。

赤ちゃんがオッパイを嫌がって吸ってくれないような時には
肌と肌の触れ合いだけでも続けていると、赤ちゃんが落ち着いて
オッパイに興味を持つようになり、上手く吸ってくれることもあります。

ただ、赤ちゃんが疲れてしまったり、上手く飲めないような時には
搾乳をして、搾った母乳をあげるようにしましょう。
ミルクは赤ちゃんの体重を測りながら減らしていきます。

体重から1日の必要量をだし、哺乳量や搾乳をみて調節します。
助産所でも、母乳量を増やしたいおかあさんに週1、2回測定に通っていただきながら
赤ちゃんがよく母乳を飲みとってくれるようにみていきます。
必要量は赤ちゃんの体重1kgあたり150mlが目安です。

混合栄養の場合、1日のミルク量から50ml減らして
その分授乳回数が増え、哺乳量が増えるように様子をみます。
50mlも1回に減らすのではなく、10mlを5回分に分けて減らしましょう。

赤ちゃんが満足して、機嫌よく過ごすことができ、体重も増えているなら
次の段階に移行できます。
体重が減ってしまったり、日増20gを下回るような場合はミルクは減らさず
様子を見ます。それでも、赤ちゃんが満足せず、体重も増えないようなら
ミルクをもとの量に戻します。

この方法は、月齢がいってなかったり、早産で生まれた赤ちゃんには
適切ではありません。
無理に進めることは赤ちゃんに影響(母乳性低Na血症や低血糖など)
が出てしまいます。

大切なのは、赤ちゃんが順調に育つこと‼
母乳を増やす努力が赤ちゃんに悪い影響をしないよう慎重に行いましょう。
助産所でもこうしたサポートを行っています。
お気軽にお越しください。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:57Comments(0)おっぱい