2016年03月07日

産後の腱鞘炎

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


何だか赤ちゃんを抱っこしている様子がおかしい・・・?
話してみると、
「腱鞘炎になっちゃって 手首が痛いんですicon10
というママをよく見かけます。

腱鞘炎とは、手首にある腱の周囲を覆う
「腱鞘」 が炎症を起こした状態をいいます。
筋肉に過度な力がかかると 腱鞘炎になりやすいため、
筋力の少ない人(女性)ほど発症しやすいようです。


産後は赤ちゃんを抱っこする生活が始まりますが、
「落とさないように」 と緊張するあまり
肩や手首に力が入ってしまうことがあります。
また、毎日のおむつ交換や沐浴、授乳などの
慣れない作業も手首への大きな負担にkao

●無意識に手首を酷使すること
●筋肉が緊張しすぎることで 血流がわるくなること
●長い妊娠生活で筋力が衰えること
●産後のホルモン作用で腱鞘が狭くなり、摩擦しやすくなること
などが産後の腱鞘炎の主な原因です。


対策としては、とにかく手首に負担をかけないこと
腕全体を使うように意識することです。

赤ちゃんを抱き上げる時は
赤ちゃんの体に腕全体を差し込んで
持ち上げるようにしましょう。

沐浴の際も、身体を支える側の肘を
沐浴槽のヘリに固定すると 余分な負担がかかりません。

授乳時は授乳クッションを使って 赤ちゃんの頭の位置を調整したり、
赤ちゃんの首を肘で支えることで やはり負担が軽減します。

筋力が少ない場合や痛みを感じる場合は
サポーターやリストバンドをつけることで
腱鞘炎が悪化するのを防げます。

そして周りの人に積極的に手伝いをお願いしたり
病院に受診して早めに治療をすることも大切です。


ママが元気でいることが 赤ちゃんにとっても大切なこと。
我慢しすぎず、自分の体をいたわってあげてくださいねflower01

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:08Comments(0)健康