2016年05月20日

揺すぶられっこ症候群

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


祖母が自分に懐かない1歳の孫にイライラし、
揺さぶるなどの暴行を加え、
重傷を負わせた事件が最近ありました。
いわゆる 「揺さぶられっこ症候群」 です。

このネーミングから
「夫のあやし方が激しい気がする・・・」
「ベビーカーの振動は大丈夫?」
と心配される方もいらっしゃいます。

「揺さぶられっこ症候群」 は、
赤ちゃんを揺らすことが主な原因ですが、
どの程度揺すると発症するのでしょうか?

①身体を20分間以上、左右に揺する。
②身体を10秒、5回以上過剰に揺する。
③赤ちゃんを空中に投げてキャッチするのを繰り返す。
④頭を2秒間に5回以上急速に揺する。
⑤両手で赤ちゃんを掴み、急激に持ち上げて下ろすことを何度も行う。
⑥揺りかごに入れて激しく何度も揺することを繰り返す。
⑦肩をつかんで前後に激しく揺する。

このように激しい揺すり方をした時に
発症すると言われています。
ですから、意図的に強くゆすらない限り
あまり心配はありません。

車や電車に揺られても、基本的には問題ありません。
ひどい砂利道や険しい道を、長時間激しく走ると危険ですが、
乳児を連れてそのように走ることはありませんよねicon

ベビーカーに乗せて移動する場合は
長時間ひどくガタガタと揺れると、
揺さぶられっこ症候群になる可能性もゼロではないそう
ガタガタ道での 長時間の使用は控えた方が無難かもしれませんicon

バウンサーを心配される方も多いようですが、
首や頭などの限局した部位ではなく
全身が揺れるバウンサーでは、
揺さぶられっこ症候群の心配はないようです。

赤ちゃんをあやそうとして揺らし過ぎた・・・
これは、育児に慣れていない父親がやってしまいがち。
加減が分からずに、無意識のうちに力が入ってしまい、
つい乱暴に扱ってしまうケースもあります。

またある程度月齢がたち、笑うようになる頃に
揺すってあげると赤ちゃんは喜びます。
その笑顔に大人も嬉しくなって
ついつい力が入りがちですが、
加減を忘れないよう心がけましょうねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 15:50Comments(0)こそだて