2016年10月17日

乳幼児向けアプリとの付き合い方

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


スマートフォンやタブレットの普及に伴い、
便利な 「乳幼児向けアプリ」 が増えています。

これらのアプリって
機嫌の悪い赤ちゃんのあやし役として活躍する一方、
罪悪感を持つこともありますよね・・・。

乳幼児向けアプリとの付き合い方について
考えてみたいと思います。


「日本小児科医会」は、「スマホに子守をさせないで!」
というポスターを作成し、
利用を控えるよう呼びかけをおこなっています。

内容は、赤ちゃんとの触れ合いや
コミュニケ-ションの大切さを訴えるとともに
「ムズがる赤ちゃんに子育てアプリの画面で応えることは、
赤ちゃんの育ちをゆがめる可能性があります。」 の言葉も。
また、視力低下の問題も懸念しています。

お母さん方もこの点に罪悪感を感じるんですよね。


一方、乳幼児向けアプリを企画・開発・販売する会社も、
『乳幼児の適切なスマートデバイス利用に関する
「5つのポイント」』を策定しています。

1.親子で会話をしながら一緒に利用しましょう
2.創造的な活動になるよう工夫しましょう
3.多様な体験ができる機会を作りましょう
4.生活サイクルを守りながら使用しましょう
5.親子でコミュニケーションをとりながら
               アプリを選びましょう


それぞれ、子守りにスマホを使わないでという立場と、
乳幼児向けアプリを提供する立場・・・
立場は正反対ですが、
「親がスマホに頼りすぎない」
「親子のふれ合いの時間を大切に」
という点で共通しています。

このような点に注意をしながら使用すれば
あまり罪悪感も感じずに利用できるかもしれませんね。


外食先や電車内で
泣きじゃくる赤ちゃんをあやしながら
小さくなっているお母さんを見かけることがあります。

冷や汗を感じながら
「何とか泣きやみますように」
と祈る気持ちは 子育てを経験した人なら
誰しも共感するところです。

そんな時にアプリで子どもが泣きやんだり
その場を乗り切れたら心底ホッとします。


私が子育てに悪戦苦闘していた時代も
「テレビに子育てをさせてはいけない」
とよく言われたものです。

罪悪感を抱きつつも、
「ちょっと夕飯を作る間・・・」
「疲れたからちょっと横になりたいな・・・」
そんな時、ビデオが味方になってくれたのを思い出します。


本当はなるべく見せないようにしたい
と思いつつ、外出先や忙しい時間に助かるのも事実。

全てが悪いと決めつけるよりも
見せるものを選んだり、使う場所や時間を決めて
対応できると良いのではないでしょうか。


子育ての道具としてスマホに頼りすぎることなく
程良いバランスを見つけていけると良いですねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 15:15Comments(0)こそだて