2016年10月19日

傷の手当

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今日も秋らしい爽やかな天気になりました。

例年なら運動会の頃に咲く 隣のこども園のキンモクセイは今が満開
月曜日に?…と思っていましたが、昨日今日のお天気で一斉に開花したようキラキラ
甘い香りが風に乗ってとどいてきます。

子どもたちに季節と一緒に花の名前も教えていきたいですね。






さて、気候がよくなって戸外で遊ぶ機会も増えてきますが、
転んで膝をすりむいたり、切ったりなど、けがをすることも少なくありません。

昔の傷の手当といえば、まず傷を消毒して、その上にガーゼを貼って
乾燥させて治す方法が一般的でした。

でも最近では、傷はきれいに洗って、自然治癒力が上手くはたらくように
する手当の方がきれいに治ることが分かってきました。
自然治癒力は身体に備わっている力で、身体が傷つくと 修復しようとして
傷周りには様々な細胞が集まって働くので傷が治ります。

転んで膝から血が出た場面を例とると、
血を止めようとして血液中の血小板が塊って血を止め、白血球が細菌を
やつけ、貪食細胞が傷ついて死んだ細胞を食べて処理、
最後に傷口を線維芽細胞がつくるコラーゲンが埋め、表皮が傷を覆って
1~2週間で膝の傷が治ります。

早くきれいに治すには、こうした細胞の働きが活発になるように手当する
ことがポイントです。
傷口で細菌が増殖しないよう傷はきれいに洗い、乾燥させずに湿った
環境が保てるようシールしましょう。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:40Comments(0)こそだて