2016年10月21日

赤ちゃんの体重増加

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


ママの心配ごとの一つに
「赤ちゃんの体重が増えない・・・」
というものがあります。

中でも 体重曲線の中に入っているものの、
「よその子と比べて小さいicon10
「先月と比べてあまり体重が増えていないkao
と心配される方が多くみえます。

そんな時、どのような点に注意して
経過を見ていけばよいのでしょうか?


① 月齢による胎重増加の変化
平成24年に出た
「乳幼児身体発育評価マニュアル」では
期待される体重増加として以下のように記されています。

0~ 3ヵ月:25~30g/日
3~ 6ヵ月:15~20g/日
6~12ヵ月:10~15g/日

このように月齢とともに 体重増加曲線は緩やかになります。


② 運動量の増加

運動量も体重増加に影響を与えます。
「ハイハイが活発になった」
「つかまり立ちや 伝い歩きを始めた」
などの場合も体重増加が緩やかになることもあります。


③ 季節による影響
子どもの体重は季節に影響を受けやすいともいわれています。
暑い頃は子どもも食欲が落ちますし
口内炎・咽頭炎を伴う夏風邪も
体重増加に影響を与えます。

冬も同じくウイルス性胃腸炎や呼吸器感染により
体重が増えにくくなることがあります。


④ 家族的なもの
体重増加が緩やかなのに
元気があって、よく食べる・・・などの場合、
上のお子さんやパパ・ママもそうだった
ということがあります。



比較的短期間に成長曲線のグラフを
2つ以上横切るものが
「体重増加不良」とみなされます。

中には明らかな異常がないのに
体重増加が緩やかな
「ゆっくり体重が増える赤ちゃん」 もいます。

●活気があるか
●筋緊張が良好か
●薄いサラサラした尿が1日6回以上出ているか
●体重増加はゆっくりだが着実にあるか

などがこれらの判別になります。


また、体重だけでなく
併せて身長や頭囲の伸びも重要です。
低栄養の影響は 【体重→身長→頭囲】 の順であらわれます
身長の伸びが緩やかになってきたり
活気がない、尿の回数が減った・・・
などの症状が出た場合は
医療機関に相談しましょう。



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『健康・医療に関するシンポジウム』 が開催されます。
是非、ご参加ください。
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Posted by しんしろ助産所 at 16:41Comments(0)健康おしらせ