2016年10月25日

子どものやけど

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今日は午前中から雨がぱらついたりして、肌寒い1日でしたね。
これからは暖かい飲み物や食べ物がおいしい季節coffe
ただ、小さなお子さんがいる家庭では、子どもが熱湯をかぶったりして
やけどすることがないよう気をつけたいものです。

0~1歳のやけどで多いのは、味噌汁やスープなどの熱湯だそう。
好奇心旺盛な子どもが触ったり、引っ張たりすることや
子どもの皮膚が大人より薄く、素早い動きができず長時間熱いものに触れたまま
になることがやけどの程度を重くします。

子どもがやけどをしたら“すぐに冷やす”ことが大切です。
気が動転してしまうのも無理はありませんがやけどした部位を流水で
しっかり冷やしましょう。
服の下なら無理に脱がさず、服の上から冷やします。
(冷やしすぎによる低体温に注意)
痛みを和らげ、炎症の広がりが抑えられます。

外陰部や関節、気道がやけどした場合は必ず病院を受診しましょう。

外陰部:尿や便が付着しやすく、感染症にかかる可能性が外の部位より高い
関節:関節硬縮(関節がまがったまま治ってしまう)の可能性が高い
気道:呼吸機能に影響することがある

    
重症度の判定は深さと広がり(面積)によりますが、
子どものやけどは、やけどの面積が体表面の何%にいたるのかも加味され
広範囲(体表面積の10%以上)の場合は直ちに受診が必要です。
面積が少なくても深ければ重症度も高まります。
自分で子どもを病院に連れていくことが難しいなら救急車を呼びましょう。

病院を受診する際には何が原因でどのようにやけどをしたのか
、他に、持病や飲んでいる薬、破傷風ワクチン(3又は4種混合ワクチン)の
接種状況を伝えましょう。


判断に迷う時には日本小児科学会の“こどもの救急(ONLINEQQ)”
も参考になります。


そして、子どものやけどは予防が肝心。
子ども目線で危険が少しでも下がるよう点検してみましょう(^O^)/

  


Posted by しんしろ助産所 at 18:40Comments(0)こそだてその他