2018年04月12日

鯉のぼりの由来と意味

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


4月に入り、風にはためく鯉のぼりを
見かけることが多くなってきました。

「どうして鯉のぼりを飾るの?」
「どういう意味があるの?」
そんな素朴な疑問を子どもから投げかけられたら・・・
きちんと答えられる自信がありませんicon10

そこで鯉のぼりの由来や意味をまとめてみました。

日本では江戸時代、
将軍に跡継ぎである男の子が生まれると
家紋の入ったのぼりを立てて祝う風習がありました。

この風習が武家に、そして庶民へと広がる過程で
「龍門という激流にある滝を登りきった鯉が龍になった」
という中国の登竜門の伝説から
のぼりに鯉の絵を描くようになったそう。

鯉は厳しい試練に打ち勝ち、立身出世する象徴。
子どもにも鯉のように健康に、強くたくましく
育って欲しいという願いがこめられたのですね。

現在の鯉のぼりは
黒い真鯉のお父さんと赤い緋鯉のお母さん、
青やその他の色の子ども達というのが一般的ですが
これは昭和になってからのことなのだそう。

江戸時代は黒い真鯉のみで、
明治時代になって真鯉はお父さん、
赤い緋鯉は子どもとして飾られるようになりました。

昭和6年に作られた「鯉のぼり」の歌が
 ♪大きい真鯉はおと~うさん~
  小さい緋鯉はこどもた~ち~♪
というのはこの時代を反映しているからなんですねicon

鯉のぼりの上にあるその他の飾りにもそれぞれ意味があります。

回転球、天球(一番上の丸い飾り)
     → 天から神様が訪れるための目印
矢車  → 回るとカラカラと音がすること、
        全方位に矢が向いていることから
        悪い物を寄せ付けないという魔除けの意味
吹流し → 魔除け


時代とともに少しずつ進化してきた鯉のぼりですが、
どの時代も親が子を思う気持ちは同じですね。

それにしても、子どもからの素朴な疑問が
投げかけられる日は来るのだろうか・・・
今日の家族団らんの話題にしようと思いますflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:02Comments(0)その他