2018年04月26日

子どもが可愛く思えない

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


長い間、女性には生まれながらに
母性本能が備わっていると考えられていました。

でも実際には
赤ちゃんのことが かわいく思えない…
子どもは昔から苦手…
そう感じている方は
少なくないのではないかな、と思います。


私も助産師をしていますが
若い頃は子どもが苦手でした。
末っ子として育ち、
赤ちゃんと接したのは大人になってから。

子どもが生まれた時は うれしかったのですが
一日中泣いてばかりで 睡眠不足が続くと
次第に可愛く思えない時間が 長くなってきました。

笑っている姿、寝顔、不器用な動作
どれも大切で可愛いのですが、
余裕がない時にはイライラ…!

そう思う自分が許せなくて
無理に可愛いと思い込もうとしていた時期もありました。


でも子育てに慣れてくると
いつの間にか可愛いと思える時間が
長くなっていきました。

慣れない育児や 睡眠不足
「母親はこうあるべき」という妙な責任感が
可愛いと思う気持ちの
邪魔をしていたのかな…と思います。


「母性とは」と調べると
“女性に先天的に備わっている形態・機能、
そして成長過程で精神的・経験的に獲得する
子どもや次世代を育てるための特性のことである”とあります。

また、母子保健法上の「母性」は
“妊娠、出産、育児という特有の機能を果たす
女性そのものを指す概念”とのこと。

あくまでも個人的な考えですが…
母性は「本能」とは言うけれど、
経験や子どもとの時間、自分の気持ちの余裕によって
後天的に備わっていく部分がかなり大きいような気がします。

「赤ちゃんのことが可愛いと思えない」
と悩んでいるお母さん、
悩むのはきっと赤ちゃんを大切にしたいと思っているから。
罪悪感につぶされそうな時は助産所に話をしに来てねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:35Comments(0)こそだて