2021年05月07日

出産と生理痛

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


『出産すると生理痛が軽くなるって聞いたんですけど…』
と聞かれることがあります。


確かに出産を機に生理痛がなくなった、
もしくは軽くなったという声をきくことがあります。
しかし逆に、生理自体が重くなった、痛みが強くなったという方もicon


そもそも生理は、妊娠に備えて成熟した子宮内膜がはがれ、
体外へ排出されることを言います。
子宮を収縮させる物質『プロスタグランジン』が子宮内膜で多く作られ、
剥がれ落ちた子宮内膜(経血)を体外に押し出すため、
子宮の筋肉を収縮させます。
子宮の収縮と経血が子宮の外に出るときに
狭い出口を通る痛みが生理痛の正体です。


出産し、子宮の出口が広がったことで
生理の経血が出やすくなり、痛みが緩和されることがあるようです。
しかし、出産後の授乳や抱っこなどの際に不自然な態勢をとることで骨
盤がゆがみ、生理痛がひどくなる人もいるようです。
また、ストレスや不規則な生活などでホルモンバランスが崩れると
ひどくなることもあります。


実際、経血量も人によって違い
出産後の生理の再開する時期も個人差が多いものです。
出産によって生理の調子が変化することは結構あるので、
産後の自分の生理の状況をしっかり確認することが必要です。


生理痛が強い、調子が悪い場合には
婦人科で相談し、早めに対処しましょう。


  


Posted by しんしろ助産所 at 15:45Comments(0)その他