2021年05月14日

子宮筋腫と妊娠

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


子宮筋腫は子宮の筋肉から発生する良性腫瘍のことで
女性の5人に1人はあるface08といわれるほど
婦人科では頻度が高いものです。

筋腫が小さいときは自覚症状もほとんどないため
妊娠して初めて産婦人科を受診し
子宮筋腫が見つかることも多いものです。
子宮筋腫があると妊娠にどう影響があるのでしょうか?


子宮筋腫合併妊娠の頻度は全妊娠の1.5%~4%前後です。
妊娠中に筋腫が見つかった場合、子宮筋腫の大きさや位置などが
胎児の成長や妊娠の経過に影響しないものであれば
ほとんどの場合は問題なく妊娠の継続・出産ができますicon
しかし、その位置や数、大きさによっては切迫流産、切迫早産、逆子、
前置胎盤、常位胎盤早期剥離などのリスクが高くなり
出産時にも微弱陣痛や、回旋異常、出血量が多いといった可能性もあります。
また、帝王切開になるかどうかは筋腫の位置や大きさによって判断されます。


あらかじめ筋腫があるとわかっていて妊娠したい場合は
何らかの治療をする場合があります。
位置や大きさ、過多月経や月経困難症などがひどい、
もしくは不妊の原因になっているなどの場合、手術も選択の一つです。
しかし、位置的に妊娠には問題ないものやサイズが小さいもの、
症状が無いものに関しては、状況に応じて保存的にみることも多いです。


筋腫がある方、また妊娠中に筋腫に気づいた方は、
定期的に健診を受け、医師と相談しながら
安心してマタニティライフを過ごせるようにしましょうheart
  


Posted by しんしろ助産所 at 15:25Comments(0)その他