2021年05月31日

離乳食完了期後の食事

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


離乳の完了は子どもによって違いますが
一般的には1歳半ごろと言われています。

ただ、完了期になったからと言って
急に味付けや調理方法を変える必要はありません。

ちなみに受講した離乳食教室で
消化酵素や腸内環境が整うのは3~4歳、
肝臓や腎臓の機能が整うのが8歳ごろと聞いて
子どもの内臓発達が自分の感覚よりも遅いことに驚きました。

歯の面から考えると
3歳くらいで噛むのも上手になり、
ある程度固いものでも食べられるようになります。
ただ、子どもの奥歯はおとなの本数の半分以下。
おとなと全く同じものを食べるには
まだちょっと早そうですね。


ということで、離乳食完了期以後に
覚えておきたいポイントをまとめました。

<味付けは薄味に>
塩分の目安はおとなの半分くらい。
別々に作る必要はなく、途中で取り分けて
おとなの分には後から味を足せば
手間もかかりません。

<子どもの内臓機能は未熟>
まだ大人に比べて内臓機能は未熟なため
塩辛いものだけでなく、脂肪分の多いものや
おさしみなどは ゆっくり開始しましょう。

<歯の生え方をみながら噛む練習を>
歯の生え具合にあわせて
食材の大きさや硬さを調節しましょう。
くれぐれも窒息には気をつけてくださいね。

<慣れない味にも挑戦を>
酸味や苦みなどの自然な味覚も
経験する機会を増やしてみましょう。

<成長に欠かせない栄養は意識して食卓に>
カルシウムや鉄分を意識してとれるようにしましょう。
植物性の鉄は吸収されにくいので
たんぱく質やビタミンCを多く含む食品と
一緒に摂ると吸収がよくなります。

<おやつは第4の食事>
幼児期は3回の食事だけでは
1日に必要な栄養分が十分とれないため、
おやつは「お菓子」ではなく
補食として考えましょう。
 
<家族で楽しく>
五感の中で食べ物を一番感じる感覚は
「視覚」だそうです。
おいしそうな彩りと家族の笑顔、
みんなと同じものを食べることで
子どもの満足感や食欲にもつながります。


大きくなれば自然に刺激的な味や
ジャンクフードを経験していくのは仕方がないこと。
ただ幼児期は食習慣の基礎ができる大事な時期です。
できる範囲で取り入れてみてはいかがでしょうかflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 13:29Comments(0)こそだて