2015年06月03日
母乳の分泌量を増やすには
こんにちは しんしろ助産所です
朝方は雨のせいもあり、今日は肌寒いかも・・・と思ったのも
束の間、湿度が上がって蒸し暑い1日でしたね。
例年より少し早いような気もしますが、先日、蛍が飛んでいるのをみつけました。
この季節だから楽しめることもありそうです
さて、助産所には
「母乳をもっとあげたいんだけど・・・ 」
「母乳が出るようにマッサージして欲しい 」
とお越しになる方もいます。
母乳の量を増やすことは、赤ちゃんの月齢が早ければ早いほどかなうでしょうし、
みていくうちにミルクが不要になる場合もあります。
助産所でかかわるのは、哺乳(赤ちゃんの抱き方)や哺乳の方法。
・ママと赤ちゃんが向かい合って飲めているか
・乳頭の吸着が上手く出来ているか(赤ちゃんが乳輪まで口に含み、唇が外側にめくれているか)
をみさせていただきながら、一日の授乳の様子を伺います。
混合栄養で育てているママの場合、ミルクの量が多くて、母乳をあげる回数が
少ない方もいます。
夜は4時間も5時間も赤ちゃんが寝ているから・・・と授乳間隔が空いてしまうママも
母乳栄養では赤ちゃんが欲しがるときに欲しいだけ授乳することが基本になるので
3時間以上授乳間隔が空いてしまうことは稀ですが、
ミルクを補足することで授乳間隔が開いてしまうのでしょうね
だからといって、一気にミルクの量を減らすのは、赤ちゃんに必要な栄養が不足して
発育に支障をきたしてしまいます
ただ、ミルクを一回にたくさん飲ませると、母乳をなかなか欲しがってくれません。
ミルクは母乳を飲んでから補足するのを基本に、2,3時間以上授乳間隔があかない程度
に量や回数を減らし、母乳を飲む回数が増えるようにしましょう。
ただ、赤ちゃんの発育に支障がでては本末転倒
ミルクの量を減らし、母乳を増やそうとするときは、体重測定を1~2回/W行って
体重が順調に増えていることを確認しましょう。
ママが母乳育児に専念できるような家族の協力も大切です。
ママだけでは心配や不安も募るかもしれません。
そんときは助産所も活用ください (´▽`)/
助産師と一緒に、体重や哺乳量に基づいた授乳の方法を見つけていきましょう。