2015年06月19日

夏かぜが流行しているようです

こんにちは しんしろ助産所です


いよいよこの地域でも 
夏かぜが流行してきたようです。

夏かぜにもいろいろ種類がありますが
乳幼児に多い代表的なものを3つ紹介したいと思います。


1.高熱+のどの水疱・口内炎⇒ヘルパンギーナ

夏から秋にかけて流行します。
「なんだか機嫌が悪いな」と思っていると、
2~5日ほどで突然39~40度の高熱が出ます。
高い熱は1~2日で下がりますが、
のどにできる水疱や口内炎がひどく痛むため、
ものがのみ込めなくなります。
3日ほどで熱は下がり、口内炎も1週間ほどで治ります。


2.口内炎+手足のブツブツ⇒手足口病

「ヘルパンギーナ」とよく似ていますが、
手足口病の場合は、口内炎が口内全体に広がり、
手足に赤いボツボツと硬めの水疱ができます。
かゆみはないことが多く、水疱は破れずに治リます。
通常は、2~4日で口の痛みがなくなり、
手足の水疱も消えていきます。
人によっては口の中だけ、手足だけ症状がでることもあります。


3.高熱+のどのはれ+目の充血⇒プール熱(アデノウィルス感染症)

7~8月に流行する傾向があります。
潜伏期間は5~7日で、39度以上の急な高熱が5日ほどつづきます。
さらに、頭痛、強いのどの痛み、食欲不振、首のリンパ節の腫れと痛み、
結膜炎にともなう目の充血・眼痛・まぶしさ・目やになどの症状が
5~7日程度つづきます。

これらの夏かぜに共通するのは 「口内の痛み」 です。
痛みのために食事がとれないこともしばしば
そのため脱水には充分に注意が必要です。
からいものやすっぱいもの、硬いものは避け、
軟らかく、のどごしの良いものをこまめに食べさせましょう。

そんな時に頼りになるのがおっぱい。
飲んだり食べたりできない時でも
「おっぱいがあったので何とかしのげた」
ということがよくあります。

断乳を考えている方は 
流行がおさまってからにしてはいかがでしょうか。

  


Posted by しんしろ助産所 at 15:30Comments(0)健康