2015年12月03日

マタニティマーク

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02

妊娠中であることを示す 「マタニティマーク」 を
厚労省が定めて、今年で10年目になります。

妊婦にキーホルダーなどを
積極的に配布している自治体や企業とは裏腹に、
「反感をもたれそう」 などの理由で
使用を控える動きもあるようです。

ところで、なぜマタニティマークをつけるのか
知っていますか?

マタニティマークは本来、
お腹がまだ目立たず
周りに妊婦だと気付いてもらえない妊娠初期の方が、
公共交通機関を安全に利用したり
受動喫煙から守られたりと、
「周囲が妊婦への配慮を示しやすくなるように」
という目的で制定されたものです。

しかし内閣府の調査では
男性の6割がこのマークを 「知らない」
と答えたそうです。
妊娠に携わっている者としてはちょっと驚きです!

そして、ひどい例では
マタニティマークをつけていることで
「しあわせアピール」 と受け取られ、
「妊婦だからって特別扱いはおかしい!」
と言われるなどの精神的嫌がらせをうけたり、
突き飛ばされるなどの身体的嫌がらせを
受けたことのある方もみえるとか。

もちろんそんなことをするのはごく一部であり、
統計ではほとんどの場合、
妊婦とわかると好意的な対応をしてもらっているとのこと。

妊婦さんには委縮せずに使って欲しいですね。


でも、中には赤ちゃんが授からないことで、
マタニティマークを見ると嫉妬心から
思わず攻撃的な気持ちになってしまうという告解も・・・

「妊娠しているのだから親切にしてもらって当然!」
といった態度は、相手に伝わってしまいます。
思いやりの強要はせず、
親切にしてもらった際は
心からの感謝を伝えるよう心がけたいですね。

そして、子育てが一段落した時は、
妊婦だった頃の自分を思い出して、
親切の輪を広げていきましょう♪

マタニティマーク

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:52Comments(0)その他