2015年12月08日

母乳の成分の変化

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今日はとてもいいお天気でした。
お日様に干した布団が気持ちよさそうicon


さて、赤ちゃんが生まれ、最初にあげる母乳は初乳と言われ、
たくさんの免疫物質や必須アミノ酸等icon12が含まれています。

生まれたばかりの赤ちゃんは、上手にオッパイを吸うことができないので
初乳自体の分泌量は少なめですが、その分濃度が濃くなっています。
通常の母乳に比べると黄色味が強いのはそのためでしょうか。
少しづつ普通の母乳(成乳)に変化してきますが、成乳には免疫物質などが少なくなる代わりに、
脳の発育のエネルギーとなる乳糖の量が多くなります。

それだけでなく母乳は授乳の最中にも成分が変化してきます。
飲み始めは脂肪の量が比較的少なく、淡白で赤ちゃんの食欲が進みやすいようになっており、
飲み終わりの母乳は脂肪が増えて濃厚な味になります。
しっかり母乳を飲むと赤ちゃんは自然と満腹になるようになっているのです。
母乳は、前菜からデザートまでのフルコースicon28に例えられるのもこの所以ですね。

早産で小さめの赤ちゃんを出産したママの母乳は、普通にお産したママの母乳と比べると
脂肪濃度が高く、タンパク質やナトリウムの量も多くなります。
母乳が赤ちゃんの状況にあわせて成分が変化していくなんて、とても神秘的に感じますicon


しんしろ助産所では、体重測定や哺乳量を調べたり、必要時、母乳脂肪量をチェックして
赤ちゃんの哺乳状況の確認ができます。
授乳で悩んでいる、今のやり方でいいかどうかわからない、心配なことがあるなどのママさん、
お気軽にご利用ください。




  


Posted by しんしろ助産所 at 16:44Comments(0)おっぱい