2016年11月24日

赤ちゃんとのコミュニケーション

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


先日、中学校でいのちの授業を行ってきました。
『ようやく生まれたいのち、皆から祝福されて生まれてきたいのちheart
両親や家族が大切に育んできたいのち。いのちの大切さを知ってほしい。
生命誕生の瞬間に立ち会う助産師だから伝えることができるいのちの大切さ』
を子どもたちに伝えたくて始めた授業です。


今回のテーマは【親と子のコミュニケーション】
妊娠中の胎児やまだ言葉を話せない赤ちゃんと親とのコミュニケーションについて
お話ししてきました。

その中で保健委員の生徒さんが出してくれたクイズで気になったものを紹介します。

13世紀の神聖ローマ帝国の皇帝フリードりっひは、50人の赤ちゃんに対し実験を行ない、
「おっぱいを飲ませ、オムツを替え、お風呂に入れ、寝かせてもよいが、
抱いてかわいがることや、一言も話しかけることを禁じる」 という実験を行ないました。
さてこの50人の赤ちゃんはどうなったのでしょう。

① 言葉を一言も話せないまま大人になった
② 人とコミュニケーションが取れないまま大人になった
③ 全員、亡くなってしまった

①~③中でどれが正解だと思いますか?


この答は③icon  
この子どもたちは、全員が1歳の誕生日を迎えることがなかったとのことicon10
これはスキンシップがなかったことによる成長ホルモンの障害によるものだそう。
成長ホルモンは、主にスキンシップと睡眠時に大量に分泌されます。
言葉を話せない赤ちゃんは、唯一泣くという行為でコミュニケーションをとるのですが、
その泣くことに対し周囲が反応をしないと、赤ちゃんの情緒に大きな影響を与えるといわれます。
この実験では命まで無くしてしまって…心が痛みますkao


スキンシップをすることは赤ちゃんだけでなくママにとっても
・安らぎや安心を得る
・愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが分泌され、情緒が安定する
・ぬくもりを感じることで親子の絆を作ることができる
・赤ちゃんの身体を成長させ、病気に対する免疫力や抵抗力を強くする
等々、あげればきりがないほどの良い影響キラキラ があります。


ご家庭によって、さまざまだとは思いますが、
スキンシップは、時間の長さより質や濃さと言われます。
子どもとのスキンシップを大切に、親子の絆を深めていきましょうicon



wakabaかわいいお客さまwakaba

2ヶ月のHちゃん、おっぱいですくすく成長中キラキラ

実習にきていた学生さんに抱っこされた時には
周りを見回すような仕草がみられたのですが
ほどなくスヤスヤicon

また来てね~icon 待ってます。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:37Comments(0)こそだて