2017年10月03日

インフルエンザに備えて

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


妊婦健診でインフルエンザの予防接種の話をすると
“妊娠しているのに 打っていいんですか?”と驚かれることがあります。

赤ちゃんに影響してはいけない!と思われるようですが、
海外では“妊婦がインフルエンザにかかると重症化するリスクが高い”
という報告もあって、妊婦はWHO(世界保健機構)でも
ワクチンの優先接種の対象です。

まだ10月に入ったばかりで
インフルエンザが流行ってきたというニュースは聞かれませんが
インフルエンザの予防接種は打ってもすぐには効果がでません。

体内で抗体ができ効果を発揮するには2週間くらいかかります。
例年インフルエンザが流行するのは11月~3月ですが、
早い年には10月下旬という年もあります。

妊娠37週を過ぎれば正期産、いつ出産が始まらないとも限らないし、
出産後しばらくは外出もままなりません。
ワクチン接種の効果は4、5ヶ月続くといわれているので、出産予定日や
周りの状況、ニュース等にも注意して接種の時期を検討しましょう。

ただ、ワクチンを打ったからといって完全にインフルエンザに罹らない
わけではありません(重症化の予防)。
乳幼児をインフルエンザから守るには、手洗いや咳エチケットの
励行、人混みにでないようにすることも大切です。

気候の変わり目で体調を崩しやすい季節。
ワクチン接種をしない方も日ごろから感染予防(手洗い、うがい
人混みを避ける、休養や栄養をとる)や感染が広がらない(マスク、
咳エチケット、不要の外出は控える)よう気をつけましょうね。
  


Posted by しんしろ助産所 at 14:56Comments(0)