2017年10月31日

産後の腰痛

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


出産後に腰痛を訴えるママさん、
3kg前後の赤ちゃんをお腹に宿し、出産したんだから仕方ない…icon10
と思っていませんか。

妊娠中のママのからだには、出産に備えリラキシンというホルモンが分泌され、
狭い骨盤を通れるように関節や靭帯を緩める働きをしています。
その結果緩んだ骨盤を腰やおしりの筋肉で支えようとして腰痛が起こるといわれます。
加えて産後は、授乳や抱っこなどで前かがみの姿勢や、横座り、足を組んだ姿勢などで
緩んだ骨盤が歪み、腰痛の引き金になるようですicon

腰痛を緩和するためには、
1.授乳姿勢を見直す
   床に座るならしっかり腰を立て、背筋を伸ばし、左右バランスよくおしりを床につける。
   背筋を伸ばしにくい場合は、おしりの後ろ側にたたんだバスタオルを敷くと
   背筋をまっすぐ保つことが可能。
   胡坐をかいて壁に寄り掛かるのもOK。
   授乳時には赤ちゃんを保持するために、授乳クッションや枕などを使い、
   赤ちゃんの口がおっぱいの位置に来るように工夫する。
   手だけで支えていると肩こりや腱鞘炎なども起きやすい。
2.座り方の工夫
   横座りやななめすわり、足を組むことはせず、あぐらや正座、
   椅子に腰かけたりする
   背筋を伸ばして座ることを心がけることは骨盤の筋トレにつながる。
3.骨盤ベルト
   骨盤ベルトでゆがみを正常な位置へ直し、腰回りの筋肉を支えるのも効果的。
4.食生活
   身体の中からの腰痛予防として、
   カルシウム・ビタミンD・たんぱく質を積極的に摂取する。
5.適度な運動
   ウォーキングやストレッチを可能な範囲から始める。
   筋肉の血流が良くなり腰痛改善につながる。

育児には休む暇がありません。
抱っこやおんぶ、授乳などで腰に負担がかかりますが、
姿勢を見直すことが腰痛の軽減への近道です。
タオルやクッションなどを使用しながら、姿勢を意識してみましょうicon


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:48Comments(0)お産