2017年10月16日
食物アレルギーとスキンケア
こんにちは しんしろ助産所です
秋雨で気温が上がらないせいか
肌寒い一日でしたね。
この秋は暑かったり、寒かったり変化が激しいよう…
体調を崩さないよう気をつけましょう
さて、以前には子どもの食物アレルギーは
妊娠中に“お母さんが原因となる食物を食べ過ぎたから…”とか、
“母乳を介しておきる…”といわれていました。
家族にアレルギーがあったりすると、アレルギーを起こし易い食べ物
は控えたり、制限した方も多いのではないでしょうか。
でも、最近では、妊娠中や授乳中に食べた物が原因となって
食物アレルギーが起きるのではなく、
赤ちゃんの皮膚湿疹等が皮膚のバリア機能を弱らせ、そこから入った
食物により食物アレルギーがおきることが分かってきました。
イギリスの研究では、新生児期から毎日1~3回、全身に保湿剤
を塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症を4割から5割も防げることが
分かっています。
以前なら、生理現象として看過してきた乳児湿疹や皮膚の乾燥も
スキンケアをすることで食物アレルギーの予防へとつながっていきます。
スキンケアは出産施設を退院した時から始め、
新生児ニキビや湿疹がみられるような場合には、石けんをよく泡立て、
泡で優しく洗って、洗い流し、保湿剤を塗りましょう。
大事なのは肌をきれいに保つこと
湿疹がよくならないような場合には一カ月健診で診てもらったり
かかりつけ医に相談しましょう。
湿疹がでたからといってすぐに食物アレルギーが起きるわけではありません。
ただ放置は禁物!!
分からないときは助産所もご利用ください。
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