2018年10月24日
新生児黄疸
こんにちは しんしろ助産所です
生まれて数日、赤ちゃんの顔や目が黄色い…
これは一般に「新生児黄疸」と呼ばれるものです。
ビリルビンの数値が正常範囲内であれば
「生理的なもの」として自然経過をみます。
退院の頃に「少し値が高いね」と言われて
「一緒に退院できるかしら…」とヒヤヒヤした方も
いるかもしれませんね
でも、そもそもなぜ赤ちゃんに黄疸が出るのでしょうか?
赤ちゃんはお腹にいる間
胎盤を通じて酸素を受け取っています。
効率よく酸素を受け取るために、
赤血球は胎児期特有の構造をしています。
出生にあたり 役目を終えた赤血球は壊れて、
外の生活に適した赤血球が作られます。
この赤血球が壊れる過程で
黄疸の原因であるビリルビンが作られ
血液中に流出します。
通常、ビリルビンは主に肝臓で処理され、
尿や便として排泄されますが、
新生児期の消化機能は未熟なので
ビリルビンを処理する作業が追いつきません。
そのため処理できなかったビリルビンにより
皮膚などが黄色くなる「黄疸」が生じます。
一般的には、生後2~3日頃から黄疸が出始め、
生後4~6日目にピークを迎えます。
その後は徐々に引いていき、2週間程度で消えていきます。
このようにちょうど黄疸が強くなるのが
退院の頃というわけです。
生理的なものと言いつつも
ビリルビンの値が基準を超えると
「光線療法」を行ないます。
専用の光を当てることで肝臓への負担が減らし、
ビリルビンを体外へ排泄しやすくするのです。
退院後も黄色みが増していき、
●赤ちゃんに元気がない
●おっぱいや哺乳瓶を吸う力が弱い
●便の色が白っぽい(母子手帳の写真、1~3番)
などの場合は出産施設に相談しましょう

生まれて数日、赤ちゃんの顔や目が黄色い…
これは一般に「新生児黄疸」と呼ばれるものです。
ビリルビンの数値が正常範囲内であれば
「生理的なもの」として自然経過をみます。
退院の頃に「少し値が高いね」と言われて
「一緒に退院できるかしら…」とヒヤヒヤした方も
いるかもしれませんね

でも、そもそもなぜ赤ちゃんに黄疸が出るのでしょうか?
赤ちゃんはお腹にいる間
胎盤を通じて酸素を受け取っています。
効率よく酸素を受け取るために、
赤血球は胎児期特有の構造をしています。
出生にあたり 役目を終えた赤血球は壊れて、
外の生活に適した赤血球が作られます。
この赤血球が壊れる過程で
黄疸の原因であるビリルビンが作られ
血液中に流出します。
通常、ビリルビンは主に肝臓で処理され、
尿や便として排泄されますが、
新生児期の消化機能は未熟なので
ビリルビンを処理する作業が追いつきません。
そのため処理できなかったビリルビンにより
皮膚などが黄色くなる「黄疸」が生じます。
一般的には、生後2~3日頃から黄疸が出始め、
生後4~6日目にピークを迎えます。
その後は徐々に引いていき、2週間程度で消えていきます。
このようにちょうど黄疸が強くなるのが
退院の頃というわけです。
生理的なものと言いつつも
ビリルビンの値が基準を超えると
「光線療法」を行ないます。
専用の光を当てることで肝臓への負担が減らし、
ビリルビンを体外へ排泄しやすくするのです。
退院後も黄色みが増していき、
●赤ちゃんに元気がない
●おっぱいや哺乳瓶を吸う力が弱い
●便の色が白っぽい(母子手帳の写真、1~3番)
などの場合は出産施設に相談しましょう

Posted by しんしろ助産所 at
15:20
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