2019年08月13日

大泉門

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


大泉門をご存知ですか?

大泉門とは、赤ちゃんのおでこから頭頂に向かって
髪の生え際から少し上にある
数センチのひし形の部分のことをいいます。

赤ちゃんの頃の頭蓋骨は、複数の骨に分かれており、
頭頂部の骨と骨の隙間の部分が大泉門です。

・出産時、骨と骨を重なり合わせて頭を小さくし、
 狭い産道に頭の大きさをにあわせてうまれる
・赤ちゃんの脳の成長に合わせ、
 頭蓋骨も大きくなれるようにするため
という大事な役割があります。
 
ただ、大泉門の部分は頭蓋骨で守られている部分よりデリケートicon10
外からの衝撃にはどうしても弱くなります。
沐浴で頭を洗う時などに触れるのを心配される方もみえますが、
優しく指の腹でなでるように洗えば心配ありません。
個人差はありますが、多くは1歳半~2歳くらいで閉鎖します。


大泉門の部分は骨がないため、脳の状態や体調の変化が
そのまま伝わります。
ぺこぺこ動く
 (呼吸に合わせて動くことがある)
ふくらんで膨隆している
 (高熱や嘔吐など、病気の可能性もある)
へこんでいる
 (脱水の可能性がある)


大泉門がぺこぺこしていても
いつもと変わらず元気なら問題はありません。
病気や脱水などで大泉門が変化している場合には、
その他にも症状が見られるはずicon
大泉門の変化だけで判断するのではなく、
他の症状と合わせて考えてください。

大泉門の変化とともに普段と違う様子がみられる場合は
病院を受診して医師に相談してみましょう。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:15Comments(0)こそだて