2021年04月22日

母乳の出が悪くなった・・・?

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02



「最近母乳の出が悪くなった感じがするicon
と相談にみえるママは多くみえます。

どうして母乳の出が悪くなったと
感じたのか伺ってみると、
「おっぱいが張らなくなった」
「頻繁におっぱいをほしがるようになった」
「よくぐずって泣く」
「おっぱいを長い時間吸うようになった」
「以前よりあまり飲んでくれなくなった」
など


これって本当に母乳の出が悪くなったのでしょうか?


おっぱいが張らなくなった
→ 出産後数日経って母乳が作られ始める頃は
   おっぱいが張ってきますが、数週間経つと、
   赤ちゃんが吸う刺激で反射が起こり、
   母乳が湧き出すように変わってきます。
   そのため、授乳間隔があけば張るけれど
   いつもの間隔で授乳をしていれば
   張りは落ち着いてくることが多いです。
   張らなくなった=母乳の出が悪くなった
   というわけではありません。

頻繁におっぱいをほしがる、ぐずる、長い時間吸う
→ 赤ちゃんには急成長期と言われる時期が
   何度かあります。(生後3週頃、6週頃、3か月頃)
   欲しがるのに合わせて授乳していると
   数日~1週間ほどで母乳量も増え、
   落ち着いてきます。
   頻繁に欲しがる、ぐずる、長い時間吸う=出が悪くなった
   というわけではありません。

あまり飲んでくれない
→ 頻繁に欲しがるのとは逆に
   すぐにおっぱいを離してしまったり、
   集中して飲んでくれないと
   「出ていないから?」と心配になってしまいますね。
   生後3~4か月頃には周りが気になって
   授乳に集中できない時期があります。
  

実際に、哺乳量や体重測定をしてみると
いずれも順調で母乳の分泌も
問題ない方がみえます。
ただ、なかには体重の増えが少なく、
哺乳量も少なくなり、母乳の出が悪くなっている方も・・・


母乳の出が悪くなるのは
ストレスや睡眠不足、疲労なども関係しますが
多くは、ミルクを足す量が多い、
赤ちゃんがうまく飲んでくれない、
授乳回数が減ったなど、
おっぱいへの刺激が減ることで起こります。


哺乳量測定や体重測定とともに
授乳状況をお聞きし、
授乳の様子を見させていただくことで
本当に母乳の出が悪くなっているのか、
また、原因は何か分かることもあります。


心配なときは一人で悩まず
早めにご相談くださいねflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 14:51Comments(0)おっぱい