2019年02月25日

ストレスと母乳分泌

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


母乳の分泌は、多くのホルモンの働きによって
コントロールされています。
その代表的なものは「プロラクチン」と「オキシトシン」。

「プロラクチン」は乳腺を発育させ、
母乳の分泌を促すホルモンです。
「オキシトシン」は乳腺の筋線維を収縮させ、
母乳を押し出します(射乳反射)。

赤ちゃんがおっぱいを吸うと、
その刺激でこれらのホルモンが分泌され、
乳汁が分泌されるのです。

でも過度のストレスがかかると
これらのホルモンが影響を受け、
母乳の出が悪くなることが報告されています。

特に 睡眠や食事、疲労やストレスなどで
変動しやすいと言われており、
実際におかあさん方を見ていると、
「育児不安」や「母乳分泌不足感」なども
母乳の分泌に大きく影響している気がします。



反対に、多くのおかあさん方を見ていると、
不安が解消されたり、自信が持てたりすると
急に分泌量が増加する場合があります。
そして分泌が増えたことがまた自信につながり
好循環となっていきます。

●乳腺炎後に分泌が減少してしまい 不安になった…
●引っ越しや帰省等で環境が変わった
●乳房が張らなくなったので 不安に感じていた…

など、もともと母乳はよく出ていたのに
これらが原因で出が悪くなった場合は
自信をもつことや頻回授乳により、
もとに戻りやすい気がします。



近年は入院日数が減少し
赤ちゃんとの生活も不慣れなままだったり
母乳育児が確立する前に退院することも
多くなりました。

「これでいいのかな?」
「順調に育っているのか 心配だな…」
など、不安があれば一人で悩まずに
出産施設や助産所、保健センター等
身近な専門家に相談しましょう。

しんしろ助産所も
出産施設や居住地に関係なく
どなたでも利用することができます。
お気軽にお越しくださいflower01



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Posted by しんしろ助産所 at 15:14│Comments(0)おっぱい
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