2012年11月12日

母乳で伝える免疫力

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


助産所からみえる木々の色もいつの間にか黄色や赤色に色づいてきました。
今年は紅葉が早そうですねicon

乳幼児が罹ると細気管支炎など重症化しやすいRS感染症が流行っているそうです。
普段から、手洗いを励行し、赤ちゃんがよい環境で生活できるよう気をつけましょう。

ところで、母乳には赤ちゃんを育てる栄養成分だけでなく、微量元素の吸収を
助けたり、病気から守ってくれる細胞成分が含まれています。

初乳には、白血球(活性化されたマクロファージや好中球、リンパ球が1~3×10万個/ml
成乳に移行した、産後2~3ヶ月でも1×10万個も含まれています。

マクロファージは貪食細胞で細菌を捕食し、リンパ球は免疫グロブリンを産生したり
数年にわたって遭遇した抗原を覚えていて細菌感染から赤ちゃんの体を守ってくれます。

母乳や授乳が赤ちゃんの病気に対する重症化を防ぐことはよく知られています。
中耳炎や下痢、消化器系感染症、下気道感染症(肺炎・気管支炎)、尿路感染症等に
かかるリスクを人工栄養にくらべ低く抑えることができます。

母乳は赤ちゃんがうまれたら自然にでると思っていたのに・・・
という方もみえるかも知れませんが、そんな場合には1人で悩まず、母乳育児ができるよう
最寄りの支援施設にご相談ください。


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Posted by しんしろ助産所 at 16:49│Comments(0)おっぱい
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