2014年07月07日
授乳とアルコール
こんにちは しんしろ助産所です
『赤ちゃんに母乳をあげているけど、アルコールは飲まない方がいいですよね』
とママから聞かれることがあります。
母乳は血液からつくられます。
授乳中のママがお酒を飲むと、血液中のアルコール濃度が高くなり、その時つくられる
母乳は必然的にアルコール濃度の高い母乳になります。
消化機能が成人に比べ未熟な赤ちゃんは、アルコールの処理に時間がかかることが
あるので、飲酒後の授乳は避けた方がいいといわれています。
毎日赤ちゃんの育児に大変で、自分の時間も満足に取れないママは、
『ちょっとお酒を飲んで気分転換したい~』とか、
『妊娠中も我慢したのに、産後まで我慢なんて・・・
』と思う方も
いらっしゃるかもしれません。

いらっしゃるかもしれません。
アメリカの小児学会では、
『アルコールによる悪影響はあるが、母乳をあげてはいけないということにならない』
といっています。
また、ごく少量のワインやビールは、ストレスのある母親をリラックスさせ、
射乳反射を刺激する可能性があるともいわれます。
射乳反射を刺激する可能性があるともいわれます。
ただし、多量に摂取するのは逆効果

50kgのママなら、350mlの缶ビールまたはワイングラス1杯程度なら許容範囲です。
飲酒後、30分~90分で母乳中のアルコールは頂点に達するため、
その時間の授乳は避ける、また赤ちゃんが長く寝る時間帯(夜など)の前に授乳をして
それから飲酒するなどの工夫をするのがベストです。
ただし、赤ちゃんの顔が赤くなったり、よく寝るなどのふだんと違う様子がある場合は、
その後の飲酒は控えましょう。
7月、8月は夏季休暇やお盆などで、お酒が出る機会も増えます。
ママ、気をつけてね
ママ、気をつけてね

Posted by しんしろ助産所 at 14:47│Comments(0)
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