2016年10月24日
母乳の保存
こんにちは しんしろ助産所です
朝晩冷えるようになってきました。
日中との寒暖差で体調を崩さないよう気をつけましょう。
さて、母乳は、赤ちゃんにとって最適の栄養
といわれ、
精神面から考えても、母と子の絆を深める大きな役割を担っているのは
よく御存じだと思います。
平成27年厚生労働省の『乳幼児栄養調査』によると
授乳期の栄養方法は、
母乳を与える割合 (母乳栄養と混合栄養の合計)が、10年前と比較すると
生後1ヶ月では94.9%⇒96.5%、3か月では79%⇒89.8%と
増加してきています。
また、母乳のみを与える(母乳栄養率)割合も生後1ヶ月で42.4%⇒51.3%、
生後3ヶ月では38%⇒54.7%とともに半数を超えました。
出産後1年未満で就業した母親の母乳栄養率においても10年前の26.7%から
49.3%と22.6%の増加があり、母乳への関心の高さが分かります。
母乳は搾って冷蔵や冷凍で保存ができます
仕事に復帰したお母さんでも、母乳栄養を続けたい思いがあれば、
搾乳を活用すれば継続でき、仕事をしていない方の場合も
急用などで、赤ちゃんを預ける時に母乳をあげることができます。
【搾乳の保存の手順】
1.哺乳瓶や搾乳器を消毒し、
をしっかり洗ってから搾乳する
2.消毒した哺乳瓶や搾乳器などに母乳を搾る
3.搾り終わったら清潔な蓋をつける
4.冷蔵の場合は、哺乳瓶のまま(蓋をつけた状態)冷蔵庫に入れる
5.冷凍する場合は専用の母乳パックに入れ、冷凍庫へ
(冷凍用の母乳パックは薬局などで市販されており、密封しやすい)
【保存期間】
・冷蔵保存の場合は、24時間以内を目安に使い切る
・冷凍の場合は2週間から1カ月くらいで使い切る
*家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は詰め込み具合や開閉などにより庫内の温度変化が
みられ、上記が目安
【冷蔵・冷凍の搾乳を飲ませるとき】
・冷蔵の場合、保存した容器ごとお湯につけて人肌くらいまで温める
・冷凍の場合、一旦、流水やぬるま湯で解凍してから
冷蔵と同じように温め適温にする
・消毒した哺乳瓶に移し、赤ちゃんに与える
(保存した容器が哺乳瓶の場合は、そのままあげて可能)
・一旦解凍した冷凍母乳の再冷凍は不可
母乳の保存方法を知っておくと、便利で安心です。
心配な点などあれば、お気軽にご相談下さい。


朝晩冷えるようになってきました。
日中との寒暖差で体調を崩さないよう気をつけましょう。
さて、母乳は、赤ちゃんにとって最適の栄養

精神面から考えても、母と子の絆を深める大きな役割を担っているのは
よく御存じだと思います。
平成27年厚生労働省の『乳幼児栄養調査』によると
授乳期の栄養方法は、
母乳を与える割合 (母乳栄養と混合栄養の合計)が、10年前と比較すると
生後1ヶ月では94.9%⇒96.5%、3か月では79%⇒89.8%と
増加してきています。
また、母乳のみを与える(母乳栄養率)割合も生後1ヶ月で42.4%⇒51.3%、
生後3ヶ月では38%⇒54.7%とともに半数を超えました。
出産後1年未満で就業した母親の母乳栄養率においても10年前の26.7%から
49.3%と22.6%の増加があり、母乳への関心の高さが分かります。
母乳は搾って冷蔵や冷凍で保存ができます

仕事に復帰したお母さんでも、母乳栄養を続けたい思いがあれば、
搾乳を活用すれば継続でき、仕事をしていない方の場合も
急用などで、赤ちゃんを預ける時に母乳をあげることができます。
【搾乳の保存の手順】
1.哺乳瓶や搾乳器を消毒し、

2.消毒した哺乳瓶や搾乳器などに母乳を搾る
3.搾り終わったら清潔な蓋をつける
4.冷蔵の場合は、哺乳瓶のまま(蓋をつけた状態)冷蔵庫に入れる
5.冷凍する場合は専用の母乳パックに入れ、冷凍庫へ
(冷凍用の母乳パックは薬局などで市販されており、密封しやすい)
【保存期間】
・冷蔵保存の場合は、24時間以内を目安に使い切る
・冷凍の場合は2週間から1カ月くらいで使い切る
*家庭用の冷蔵庫・冷凍庫は詰め込み具合や開閉などにより庫内の温度変化が
みられ、上記が目安
【冷蔵・冷凍の搾乳を飲ませるとき】
・冷蔵の場合、保存した容器ごとお湯につけて人肌くらいまで温める
・冷凍の場合、一旦、流水やぬるま湯で解凍してから
冷蔵と同じように温め適温にする
・消毒した哺乳瓶に移し、赤ちゃんに与える
(保存した容器が哺乳瓶の場合は、そのままあげて可能)
・一旦解凍した冷凍母乳の再冷凍は不可

母乳の保存方法を知っておくと、便利で安心です。
心配な点などあれば、お気軽にご相談下さい。

Posted by しんしろ助産所 at 16:35│Comments(0)
│おっぱい
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