2014年05月15日
母乳育児とビタミンD
こんにちは しんしろ助産所です
乳幼児にビタミンD 欠乏症が増えているというニュースをご覧になった方も多いと思います。
母乳で育てられている乳幼児に“ビタミンD欠乏性くる病”が多いのだそうです。
くる病はカルシウムが骨に沈着せず、骨の成長が妨げられたり、変形したりするので、
ひどいO脚や、成長、歩行障害を引き起こします。
母乳で育てられている赤ちゃんにビタミンDが不足するのは、母乳中にビタミンDが
ほとんど含まれていないから
ビタミンDは肝臓や腎臓で活性化されてカルシウムの吸収を助け、骨や筋肉を丈夫にします。
母乳はカルシウムに富んでいても、身体に吸収されるにはビタミンDが必要不可欠‼
いくら母乳を飲んでもビタミンDが足りなければ、カルシウムがとりこめず
血液中のカルシウムが不足して、0才児では低カルシウム血症によるけいれん、
1~3才児ではくる病によるO脚などの骨格異常が起こります。
ビタミンDは紫外線の力を借りて皮膚でつくられます。
食事の影響も受けますが、日にあたらないとビタミンDはほとんどつくられないそうです。
日焼けは皮膚がんやアレルギー、老化を促進するなど注意が必要ですが、
過度に日光を避けるのもまた問題です。
ほどほど(日焼けしない程度)の日光浴が赤ちゃんを健康に育んでくれますよ