2014年06月12日

眠りがちな赤ちゃんの授乳

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今日は 蒸し暑い一日でしたね。

雨が降らないだけでもよしとしなければいけないのでしょうが、

このムシムシ、ムンムンもなんとかならないかなぁ・・・

寝苦しい季節。体調を崩さないよう気をつけましょうねicon21


さて、赤ちゃんが泣き止んでくれないのも困りものですが、2週間チェックにみえる方の中には

1日の授乳回数が6回程度で、体重を測ってみるとあまり増えていない・・・という赤ちゃんがいます。

“よく寝てくれるので、母乳がよく出ているとばかり思っていました。”

と、意外に思われるようです。


ほとんどの場合“赤ちゃんをおこして母乳をあげましょう。”とか、

“赤ちゃんを3時間以上寝かさないように授乳しましょう”という指導が入ります。


でも、寝ている赤ちゃんを起こして、オッパイを吸ってもらうのは結構大変です。

寝ている赤ちゃんの踵をギュッとつまんで起こすこともありますが、これは痛み刺激になるので

楽しく、嬉しい、快の感情の授乳が痛いface10というのは考えてしまいますね・・・


あかちゃん睡眠・覚醒の状態は哺乳によく影響します。

1.深い睡眠(目を閉じ、眼球の動きがない。呼吸は規則的でリラックスしている。身体は動かない。

        手が開いている。舌が奥の方にまきあがっている。口は動かない。)

       この状態は授乳には適しません

2.浅い睡眠(目を閉じているが、眼球がギョロギョロ動く。呼吸は不規則で、オッパイを吸うよ

 うに 口をクチュクチュしたり、笑い顔をしたかと思うと泣き顔になったり、顔をしかめたりする。)

       授乳はできますが、眠ってしまい上手く授乳できない場合もあります。     

3.うとうとした状態(目を開けていることもある。刺激でおきるがすぐ眠る。)

       この状態でも赤ちゃんは眠りがち。

4.静かな覚醒(目はパッチリ開けている。刺激に反応して体の動きは少ない。)

       反応があり、授乳に最適な覚醒。

5.活動的な覚醒(目は開けており、刺激や不快感に敏感に反応する。)

       抱っこしたり、おむつを交換したりなだめて、啼泣が始まる前に授乳を開始する。

6.啼泣(四肢をバタつかせて泣く。

       なだめてからでないと授乳は無理。授乳には不適。


赤ちゃんの様子を見て、授乳時をみつけましょう。

他にも、赤ちゃんの口の周りを刺激したり、唇をなぞったり、環境を変えたり、縦抱きにしたり・・・

赤ちゃんに合った方法がきっとあります。


赤ちゃんを育てていると思いがちですが、親の育児力もこうして培われていきます。

上手くいかないと授乳に自信もうせがちです。

一人で悩まず、保健医療者に相談し、楽しい授乳を目指しましょう。


 










  


Posted by しんしろ助産所 at 19:58Comments(0)こそだて