2015年05月21日
産後ケアのすすめ
こんにちは しんしろ助産所です
先日の中日新聞に産後ケアの特集がのっていたので
ご覧になった方も多いのではないでしょうか。
『産後ケア』とは、出産した病院を退院後に、専門のケア施設や助産所などで
専門スタッフにより、出産後の女性をサポートすることをいいます。
女性の社会進出や晩婚化に伴い、第1子出産時の母親の年齢も上がっています。
統計をみると、今から20年前のH7年には27.5歳でした。
H23年に初めて30歳を越え(30.1歳)、以後、H24年30.3歳、25年30.4歳と上昇
核家族化がすすみ、両親の高齢化といった家族をめぐる状況も変わってきました。
こうした中で、出産後も実家に頼らず、自宅に帰って生活する方も増えてきました。
昔と比べると、お産のできる施設が減って、入院期間が短くなり、育児に自信をもてない
ないまま退院を迎える場合もあります。
産後の母親が最も不安を感じる時期は産後3ヶ月頃までといわれますが、
初産のママでは、産後2週間頃がピーク
自宅に帰り、慣れない育児や睡眠不足から疲れて精神的にも不安定に
なってしまうのでしょうね。
新聞にも書かれていましたが、今、産後ケアが注目されている背景には、こうした
諸事情があります。
母親が大変な時期に専門スタッフが関わり、身体を休めながら、支援を受けることで
安心でき、育児不安を軽減できます。
産後うつや産後クライシス、ネグレクト予防にも役立つそう
しんしろ助産所も産後ケアを行ってます。
出産施設に関わらず、どなたでもご利用いただけ、利用の仕方もいろいろ。
ご家族の仕事の時間に合わせたデイケア(日帰り)や
夫や上のお子さんも一緒に宿泊する家族入所などライフスタイルに応じて
お使いいただけます。
赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれるようになった
母乳育児の仕方が分かった
産後、ずっと眠れなかったけど、安心して休めた・・・など
評判も上々
出産も一つのゴールですが、産後の生活もエネルギーが必要です。
助産師がお世話する産後ケア
産後療養、産後静養・・・施設によっていろいろな呼び方がありますが
関心のある方は助産所のブログや市のHPをご覧下さい。