2015年11月24日

家族のタバコで子どもの虫歯が増える??

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02



先日 『家族がタバコを吸う家庭の子どもが受動喫煙により、虫歯が2倍になるface08』 
という研究結果が、京都大学のチームから発表されました。

2004年から2010年に神戸で生まれた子供76290人を対象に分析し、
生後4か月の受動喫煙の状況と3歳の時点でも虫歯や治療歴等を調べたそうです。
家族に喫煙者がいる子どもは喫煙者がいない子どもに比べ虫歯になる割合が1.46倍高くicon
さらに家族が子どもの前でタバコを吸う環境であった場合は、虫歯になる子が2.14倍icon
にもなるということがわかりました。


受動喫煙とは、タバコから立ち上る煙(副流煙)やタバコを吸っている人が吐き出す煙(呼出煙)に
含まれるニコチンやタール等が含まれた煙をまわりの人が吸ってしまうことをいいます。
以前助産所のブログでもとりあげていますのでごらんください。


虫歯になりやすいのは、受動喫煙することにより、唾液の成分が変化し、
虫歯の原因菌が集まりやすい状況になるためとのことkao

もちろん、家族に喫煙者がいないから虫歯にならないわけではありません。
甘いものを控えたり、食後に歯磨きをし、仕上げ磨きをする必要はあります。
しかし、しっかり行っていても、受動喫煙により虫歯が増えるのは悲しいiconです。

妊娠をきっかけに禁煙するママさんは多いですが、
生まれてくる赤ちゃんや大切な子どものためにも、
最適な環境を作ってあげれるよう家族全員で話し合ってみてはいかがでしょう。


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:09Comments(0)健康