2015年11月09日

妊娠・授乳期のインフルエンザ対応

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


この時期心配なのがインフルエンザ。
愛知県内でもインフルエンザ流行の兆しが
少しずつみえはじめている地区もあるようですicon10

妊娠中や授乳期の方は
特に不安も強いのではないでしょうか?
そこで、中でも質問の多い項目をまとめてみました。


Q1: 妊娠中はインフルエンザが重症化しやすいの?
A1: 一般的に妊婦は重症化しやすいことが知られています。
   中でもインフルエンザのために入院を要した妊婦では
   早産率が高かったことも報告されています。


   
Q2:妊娠中もインフルエンザワクチンを接種してもいいの?
A2:妊娠全期間を通し、接種することができます。
   早めに接種をし、予防するようにしましょう。


Q3:妊娠中や授乳期に抗インフルエンザ薬(タミフル、リレンザ)を
   服用しても赤ちゃんに影響はないの?
A3:
服用によって、胎児および乳児に異常が生じたとの報告はありませんが、
   医師の指示に従いましょう。


Q4:感染した場合も授乳することは可能でしょうか?
A4:母乳栄養は原則続けられます。
   考慮する点は以下のとおりです。
    ・母親が重症で授乳が不可能な場合には、搾乳を与えてもらう
    ・授乳可能な場合は マスクを着用し、充分な手洗いをして直母をおこなう
    ・哺乳瓶・乳首は通常どおりの洗浄・消毒でよい
    ・原則、感染予防策の解除は母親のインフルエンザ発症後7日以降とする


Q5:卵アレルギーがあるけれど予防接種をしても大丈夫?
A5:卵アレルギーのある方は副反応が高く出る可能性があるため、
   ワクチン接種が勧められません。
   
   罹患の可能性が高かったり、感染が疑われたら
   早めにかかりつけの産科医師に相談しましょうicon



話をしている中で、妊娠・授乳期に 
極端にくすりを避けたがる方は少なくありません。
でも、本当にくすりはすべて赤ちゃんに悪影響をもたらすのでしょうか?

医師は 妊産婦が病気にかかった場合、
「有益性投与」 をおこないます。

「有益性投与」 とは
くすりを使ったことによる悪影響と
それを使わないことによる悪影響を比較した場合、
「使ったほうが有益だ」 と判断される場合に処方する
というものです。

医師とよく相談をし 納得した上で、
処方されたくすりは 服用するようにしましょうicon

そして、妊婦さんや授乳中の方だけが注意するのではなく
周りの方も予防や感染拡大防止につとめ、
母子をインフルエンザから守りましょうねflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 15:44Comments(0)健康