2015年11月27日

陣痛ってどんなの?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


今朝は寒かったですね。
11月も末だというのに暖かい日が続いていたので、
この温度差にはビックリkao
今夜は暖かい鍋物が食べたくなりました。


ところで、初産婦さんや上のお子さんが破水から始まったおかあさんとお産の話をしていると、
“陣痛って わかるかなぁ・・・・”って、心配される方がいます。
陣痛には出産にいたらない“前駆陣痛”もあるし、出産が近づいてくると “大丈夫かなぁ・・・”と
と不安になってしまうのでしょうね。

自分の出産を振り返っても、朝からお腹が張って下腹も痛むので
“今日健診に行ったら産まれる♥” と意気込んで、入院の荷物を車に積み込み
病院に向かったものの前駆陣痛といわれガッカリしたことを思い出します。

陣痛にはこの出産にいたらない前駆陣痛と、出産にいたる本番の陣痛、
産後 子宮が元の大きさにもどる時の後陣痛があります。

前駆陣痛
本番の陣痛が来る前の子宮のウォーミングアップのようなもの。
この陣痛により子宮の出口が柔らかくなってきます。
本番の陣痛と違って、規則的になったり、強くなったりはなく、いつの間にか
治まってしまうのが特徴です。
夜中に起きることも多いので睡眠不足になる方もいるようですが・・・kao
ただ、疲れていると良い陣痛がきません。
そんな時は昼寝をして睡眠不足を解消しておきましょう。


出産に至る本番の陣痛
10分を切って規則的な子宮の収縮を感じるようになったら陣痛の開始。
間隔が10分以上開いても、1時間に6回以上の子宮収縮があれば陣痛です。
前駆陣痛とは異なり、下腹だけでなく、腰全体が張るような痛みも出てきます。
出産には時間がかかるので、腰をさすったり、押さえたりしてくれる人が
そばにいてくれると産まれるまでの辛さがしのげます。
赤ちゃんが産まれた後、胎盤が娩出されて分娩が終わります。
赤ちゃんとつながっていた胎盤の剥がれたあとは、血管がむき出しになっており、
子宮が収縮して止血します。
胎盤がでてからお腹を触ると、お臍の下辺りに石のように硬く収縮した子宮を触れます。


子宮が元の大きさにもどる時の後陣痛
個人差があり、一般に経産婦さんの方が強く感じるといわれます。
生理的にも、赤ちゃんがおっぱいを吸ったり、母乳を絞ると分泌されるオキシトシンが
分泌され、後陣痛を強く感じます。
入院中は食事が摂れないくらい強い痛みを感じる方もいるほど。
そんな方は痛み止めをもらってしのぎましょう。
子宮収縮が弱いと産後出血が増えたり、本来は外に排出される出血が凝血塊
となって子宮腔内に停滞したりすることもあり、そうならないためにも子宮収縮は重要です。
子宮が元に戻るには4~6週間かかりますが、後陣痛は早期に感じなくなります。



出産を終えるまではいろいろ心配や不安が尽きないでしょうが、
出産に備えてご家族も 生活を整え いつ連絡が入ってもよいように準備をしてくださって
います。
体調を整えて赤ちゃんが生まれてくる日を待ちましょうflower01




  


Posted by しんしろ助産所 at 16:29Comments(0)お産