2016年02月08日

赤ちゃんはいつから味が分かるの?

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


赤ちゃんはいつから “味” が分かるようになると思いますか?

実は、生まれる前、
まだおかあさんのお腹にいる頃からなんです!

人が味を感じるのは主に舌にある「味蕾(みらい)」という器官。

この味蕾は妊娠8週頃から形成され始め、
12週頃には機能するようになります。
妊娠5ヶ月~生後3ヶ月頃は味蕾の形成のピークを迎え、
大人の約1.3倍にもなるのだそう。

大人よりも味に敏感だということですね。

また、おかあさんのお腹の中にいる頃は
味蕾が口だけでなく、顔の表面から胸の辺りまでと
広い範囲に分布しており、顔の表面にある味蕾で味を感じて、
羊水を飲み込むという行動をとるのだそうです。

昔、アメリカで行われた羊水に甘みや苦味をつける実験では
甘みをつけた羊水の赤ちゃんは羊水を勢いよく飲み、
苦味をつけた羊水の赤ちゃんは顔をしかめたり、
飲み込む回数がゆっくりになったという報告もあります。

ちゃんと味覚が発達しているのが分かりますね。

羊水の味やにおいはお母さんが食べたものによって
変化することがわかっています。

また、母乳もお母さんが食べたものによって風味が
変わるといわれています。

妊娠中も生まれてからも、赤ちゃんはおかあさんを通して
いろいろな風味を体験することができるというわけですね。

妊娠中・授乳中の嗜好が将来、子どもの好き嫌いを
すべて決めるわけではありませんが、
妊娠中におかあさんが好んで食べていたものを
子どもも好むという研究結果もあり、
影響があることは確かなようです。

妊娠中・授乳中のママ、
偏らずにいろいろなものを食べるようにしましょうねflower01
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:56Comments(0)こそだて