2016年12月19日

早生まれと遅生まれ

こんにちは  しんしろ助産所です


同じ学年の中で生まれた日によって分けられる
「早生まれ」と「遅生まれ」

1月1日~4月1日生まれが早生まれ、
4月2日~12月31日生まれが遅生まれといわれますね。

「同学年で遅く生まれたのにどうして早生まれ・・・ 」
この間、子どもに聞かれたのですが、
同じように一度は疑問に持ったことが
ある人も多いかもしれません。

早生まれの由来は、日本古来の「数え年」という
年齢の数え方から来ています。

現代では、生まれた時が0歳で誕生日を迎える毎に
1歳ずつ年をとる「満年齢」が当たり前ですが、
「数え年」はお母さんのお腹の中にいる時が0歳、
生まれた時が1歳で、あとは誕生日に関係なく、
新年を迎える毎に1歳ずつ年をとります。

この「数え年」で考えると、
4月2日以降に生まれた子は数え年8歳で入学するのに対して、
1月1日~4月1日に生まれた子は数え年7歳で早く入学するため、
「早生まれ」という言葉が用いられたようです。

数え年の区切りが1月1日であるのに対し、
学年や年度の区切りは4月1日であるために
ややこしくなってしまうのですね。


ところで、早生まれの子を持つパパやママは
遅生まれの子に比べて
心配されることも多いのではないでしょうか。

確かに、
遅生まれの子に比べて1年近い差があるのだから
小さい頃には身体の発達や能力の差があって当たり前。

個人差もあるので一概には言えませんが、
小学校中学年にもなれば、早生まれ・遅生まれという
話題も出なくなるくらい差はなくなってきます。

私も子どもが3月終わり頃の生まれで心配したものですが、
実際には、体格も発達も能力も差を感じたことは
ありませんでした。

親の心配は子供にも伝わってしまうもの。
他の子と比較することなく
子どもの成長を見守っていきたいですね。


  


Posted by しんしろ助産所 at 16:41Comments(0)こそだて