2017年06月07日
妊娠中に気をつけたい食べ物
こんにちは しんしろ助産所です
妊娠すると味覚が変わってすっぱいものが食べたくなったり
それまで好きだった食べ物が嫌いになったり…という経験はありませんか。
でも、妊娠するとすっぱいものが食べたくなるというのは俗説のようです。
私もつわりの時はミカンなら食べることができたけど
酸っぱいものはむしろ苦手でした。
ただ、私たちの身体は、妊娠すると徐々に濃い味や甘い味を好むように
になっているのだそう。
塩分や糖分の取りすぎは問題ですが、適度に塩分を取り込むことで
身体の水分量(循環血液量)を増やしたり、食欲を維持して胎児発育を
促す生理的な変化です。
取りすぎると害になるビタミンA のような栄養素もあります。
ビタミンAは必須ビタミンで体内に蓄積されやすく、過剰に食べても
平素は腹痛や下痢をしてお終いですが、妊娠初期には胎児奇形のリスクが
高まる(×3.7倍)ことが知られており、過剰摂取は禁物!
レバーに多く含まれますが、サプリメントや総合ビタミン剤により
過剰に摂取してしまうこともあるので気をつけましょう。
反対に、摂取を心がけたい栄養素は葉酸やビタミンDなど。
葉酸は妊娠初期の欠乏で神経管閉鎖障害をおこすリスクが高まることが
分かっており、妊娠前から摂取を心がけたいものです。
ビタミンDは魚やキノコ類を摂取し、日光浴などによって体内で合成されます。
一日に30分程度、週2,3回は日に当たることが必要といわれており、
過度な防御は赤ちゃんではクル病になるなどかえって有害。
栄養素は、それだけ食べたり摂ったら万全というようなものはなく、
過剰な摂取も制限も有害になることがあります。
生活していればいろんな日がありますが、概ね栄養が偏らないよう、
いろんな食品から栄養をとることが大切ですね。