2017年06月28日

手足口病

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


手足口病は、プール熱、ヘルパンギーナと並び、
夏に子どもがかかりやすい夏風邪の一つ。
厚生労働省の感染症発生動向調査では、
手足口病の2017年の報告数は増加icon14が続いており、
これから流行期を迎える時期と予想されるため、注意が必要と呼びかけています。

原因はコクサッキーウイルスやエンテロウイルスの感染で、
潜伏期間は1~3週間face07
保育園・学校等、子どもが多く集まる場所で集団発生することも…icon10
手のひらや足、口の中に赤い斑点や水疱ができ、発熱を伴うこともあります。
特に口の中の水疱が破れると口内炎様の痛みがあり、
食事や飲み物を受けつけなくなることがあります。


残念ながら手足口病には特効薬はなく、症状に応じた対症療法になります。
時に、髄膜炎や脳炎を併発するおそれもあるため、手足口病が疑わしいときは、
自己判断せず、医師の診断iconを受けましょう。


発熱に伴う倦怠感や食欲低下に加え、口内の痛みや不快感が強いため、
食事やミルク等を嫌がることもあります。
そうなると乳幼児は脱水が心配icon10 暑い時期なので水分補給は必須です!!
お茶や白湯など飲めそうなものを積極的に飲ませましょう。
ミルクは飲めなくても、おっぱいなら飲める子もいます。
口内炎の痛みを増長するような酸味のあるもの、熱いもの、塩分が強いものなどは避け、
消化が良くのど越しの良いものを少しずつあげるようにしましょう。
アイスクリームや豆腐、プリンやゼリーなどが食べやすいようです。


手足口病のウイルスは、10種類以上もあり、
一度罹ってもウイルスが違えば、また罹ることもあります。
常日頃から、手洗いやうがいを励行し、予防に努めましょう。

  


Posted by しんしろ助産所 at 17:41Comments(0)健康