2017年06月27日

授乳と乳がん

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


先日の小林麻央さんの訃報、
本当に驚きました。

いつかこの日が来るかもしれない…と覚悟しつつも、
いつも明るい笑顔と 前向きな言葉で綴られるブログを見ると
「もしかしたら また元気な姿を見せてくれるかも…」
という願いと希望を抱いていました。
本当に無念でなりません。

麻央さんの病名公表やブログによって
乳がんに対する意識は 確実に上がったと感じています。
助産所でも 授乳期や断乳・卒乳の相談が
一気に増えました。

相談の多くは大きく分けて以下の3点です。
●しこりに気づいたが、心配はない?
●授乳中でも乳がん検診はできるの?
●断乳・卒乳の際、きれいに搾り切らないと乳がんになる?
(以前のブログも併せてご覧ください  

●しこりに気づいたが、心配はない? 
 授乳期には乳腺が詰まり、しこりになることがあります。
 でも、開通すればしこりは小さくなったり 消失したりします。
 「なかなか小さくならない」、「少しずつ大きくなった」
 という場合は 医療機関への受診をお勧めします。

●授乳中でも乳がん検診はできるの? 
 授乳期でも検診を受けることが出来ます。
 授乳期はマンモグラフィーが適さないことが多いため、
 集団検診は避けた方が無難ですね。
 医療機関に受診する際は
 事前に授乳期であることを伝えておきましょう。

●断乳・卒乳の際、きれいに搾り切らないと乳がんになる?
 よく耳にする噂なので、本当に心配になってしまいますね。
 結論からいうと、そんなことはありません。
 残った乳汁ががん化する訳ではないので 心配ありません。
 ただ、乳汁が残っていてもある程度は吸収しますが
 しこりとして残ってしまうこともあるため
 すっきり搾った方が安心ですね。
 

一時の関心ごととせずに、
定期的に自己検診をしたり 乳がん検診をうけるなど、
伝えてくれた大切なメッセージを
真摯に受け止めていきたいですね。
  


Posted by しんしろ助産所 at 16:05Comments(0)健康おっぱい