2019年01月21日

発熱時の緊急度

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


子どもが熱を出すと 心配ですね。
熱は夜間に出ることが多いため、
時間外受診をした方が良いか
迷うときも多いかと思います。

ただ「熱=ワルモノ」ではありませんし
「高熱=重症」というわけでもありません。

発熱は体内に侵入したウイルスや細菌の増殖を
体温を上げることで抑える、
体の防御反応の一つです。
熱の高さよりも まずは
全身状態をみることが大切です。


以下は発熱した時の受診のタイミングを
まとめたものです。

<時間外でも受診した方が良いとき>

● 月齢が3ヵ月未満の場合
● いつもとは明らかに様子が違う
● 食欲がなく、水分がとれない
● おしっこの量・回数が少ない
● 元気がなく、ぐったりしている   など…

<診療時間を待って受診して良いとき>
● 月齢が3ヵ月以上
● 食欲があり、おしっこが出ている 
● 食欲はないが、水分はとることができる
● 機嫌がよく、眠れている   など…


緊急性を判断する重要なポイントは
「月齢が3ヵ月未満」
「水分がとれず、尿が出ない」
「何かおかしい…」 の3点です。

子どもの発熱のほとんどは
一般的に「風邪」とよばれるウイルス感染です。
月齢3ヵ月未満の場合も
約90%は一般的なウイルス感染ですが、
残りの10%に敗血症や細菌性髄膜炎などの
重篤な感染症が含まれているため
「月齢3ヵ月未満」の発熱は緊急性が高いのです。

また子どもは普段から大人に比べて
脱水になりやすいのですが
発熱をしている時は 特に注意が必要です。
「水分がとれず、尿が出ない」時は
緊急性が高いと判断しましょう。

そして普段子どもと一番接しているからこそ
お母さんの「いつもと違う」「何かおかしい…」
は重要な判断ポイントです。
今までもお母さんの直感が正しかったことに
何回も遭遇したことがあります。
「いつもと違い、明らかに様子がおかしい…」
という時には迷わず受診しましょう。


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Posted by しんしろ助産所 at 16:30Comments(0)健康