2019年07月08日

「授乳・離乳の支援ガイド」が改定されました

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


厚生労働省から出されている
「授乳・離乳の支援ガイド」

授乳・離乳に関する現状や
母子を取り巻く社会環境に応じた
授乳・離乳のガイドラインが示されたものです。

2007年の改定から12年が経過し、
最新の科学的知見や社会環境などの
変化を踏まえ、2019年3月に
新たに改定されました。

そこで、いくつか変更点などの
ポイントをお伝えしたいと思います。

●子どものアレルギー予防のために
 母親が特定の食品を避けたり、
 過剰に摂取する必要はない。

●液体ミルクの特徴や使用上の注意

●母乳育児の場合は鉄欠乏やビタミンD欠乏を
 起こしやすいため、適切な時期に離乳食を開始し、
 生後6ヶ月頃から鉄やビタミンDを含む食品を
 積極的に摂る必要がある。
 (これまでは生後9ヶ月頃~と言われていました)

●離乳の開始や特定の食物の摂取時期を
 遅らせても、食物アレルギーの予防効果が
 あるという科学的根拠はないため、
 生後5~6ヶ月頃から離乳を始める。
 また、卵の摂取はこれまでの生後7~8ヶ月から
 生後5~6ヶ月に変更になった。
 おかゆ、野菜などに慣れたら豆腐・白身魚
 のほか、卵黄も始められます。

●イオン飲料は基本的に摂取の必要はなく、
 必要な場合は医師の指示に従うこと。

●呼び名がないと説明しにくいことから
 離乳食の初期・中期・後期・完了期
 という分類が復活しました。

●離乳の進め方の目安一覧表に
 歯の生える時期や摂食機能の目安が
 追加されました。

細かく見ればまだまだありますが
以上のようなことが明記されたり、
変更になったりしました。

支援ガイドに基づく授乳や離乳など
乳幼児期の栄養については
母子手帳にも記載されています。
ただ、今回の改訂版が反映されるのは
来年度以降とか・・・

時代とともに変わっていく育児の知識。
アンテナを高く持っていないと
いけないなと思いましたflower01  


Posted by しんしろ助産所 at 15:13Comments(0)こそだて