2013年07月19日

手足口病について

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


東京では手足口病が大きな流行icon10になっています。
過去10年間で最も患者数が多いそうですよ

手足口病はウイルス感染によって 手・足・口の中などに水疱のできる病気です。
生後6か月くらいから、4~5歳ごろの幼児を中心に 夏季に流行します。
主にウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手を介して口に触れたりすることで感染します。


感染してから3~5日後に、口の中、手や足などに周囲が赤くて真ん中が白い、
米粒大の水疱ができ、熱が出ることもありますが、あまり高くなることはありません。
足のうらの水疱が痛がゆいこともあり、歩き始めたばかりの赤ちゃんは、歩くのを嫌がることもあります。
ほとんどは数日で治る病気なので、症状に応じた治療となりますが、まれに髄膜炎や脳炎などの
中枢神経系の合併症等が起こる場合もあるので、高熱が出たり、頭痛や嘔吐、水分がとれない、
ぐったりしている等の症状があれば、早めに受診iconしましょう。


口の中にできた水疱は、破れて潰瘍になり、しみて痛がります。
つるんとしたのど越しの良い 食べやすいメニューpurinがいいでしょう。
脱水を起こさないように 水分補給に気を付けてくださいね。


今年は猛暑の影響で、早い時期から手足口病の患者さんが増えてきています。
手足口病には予防接種はなく、発病を予防できる薬もありません。

しかし、少しでも感染の広がりを少なくするためにできることは

icon  石鹸と流水で手洗いを十分に行い、うがいをしっかりする

icon  咳やくしゃみの時は、口と鼻をティッシュでおおう(マスクも効果的)

icon  集団生活ではタオルの共用を避ける


などです。
子どもだけでなく、私たち大人も感染することもあります。
みんなで心がけましょうicon
   


Posted by しんしろ助産所 at 16:26Comments(0)その他