2016年07月05日

クラミジア感染症

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


クラミジア感染症をご存知ですか?
お子さんがいるママや妊娠中の方は聞いたことがあるかもしれません。
愛知県では、妊娠30週の妊婦健康診査受診票の中に検査の項目があり、
検査を受けている方がほとんどです。


このクラミジア感染症は、クラミジア・トラコマチスという細菌が
粘膜に感染しておこる病気です。
人から人へ感染するため、パートナーで感染している確率が高く、
奥さんの感染が分かれば、旦那さんも一緒に治療する必要があります。


女性がクラミジアに感染すると白っぽいおりものが出ますが
月経前後などでも出るので気が付かない場合が多々あります。
実際にクラミジアに感染した女性の中の約2/3の方は、無症状だったと感じており、
わかりにくいのが一番の問題です。


ひどくなると、子宮内膜の炎症や卵管や卵巣に炎症を起こし、
卵管が狭くなったり、癒着したりして妊娠しにくくなってしまうことがあります。
また、感染したまま妊娠すると、流早産を起こす可能性も高く、
妊娠中に感染すると、赤ちゃんを包んでいる羊膜に炎症が起き、
破水しやすくなったり、赤ちゃんが産道感染し、肺炎や結膜炎になることもあります。


クラミジア感染は不妊の原因のひとつであり、妊娠しても流早産を起こしやすく、
赤ちゃんにも影響があることを考えると、きちんと検査を受け、早期に治療するのが一番icon
内服薬で治療できるので苦痛もありません。


感染者は妊孕性の高い20代の女性に多いですが、
自覚症状に乏しいため、なかなか受診まで結びついてないのが現状ですicon
予防には、正しい知識をもってあたることが大切です。
心配なときは1人で悩まずご相談ください。

  


Posted by しんしろ助産所 at 17:04Comments(0)その他