2016年07月25日
赤ちゃんのうんちは健康のバロメーター
こんにちは しんしろ助産所です
おかあさんから 赤ちゃんのうんちの色を心配して
“このうんち大丈夫?”ときかれることがよくあります。
きかれるうんちの色はほとんどが緑色
この緑色は胆汁に含まれる物質の色で、
赤ちゃんの腸は短いうえに働きが活発なので
便が酸化する前に外に排泄されてしまうのが原因なのだそう。
生後10ヶ月くらいまでなら問題はないそうです。
赤ちゃんの便の色は生後3ヶ月くらいまでは黄色。
緑色は2,3ヶ月くらいまではしばしば出てくることがありますが
これ以降はだんだん減ってきます。
乳児期にみられる赤いうんち(血混じり)は裂肛や食中毒、
腸重積症の場合もあります。
白っぽいうんちは胆道閉鎖症やロタウィルス腸炎
黒いうんちは消化管からの出血が心配です。
ただ、こうしたうんちが出る場合には不機嫌や体調不良を感じるもの。
母子手帳には胆道閉鎖症が早期発見できるよう便色カードも
ついています。
生後10ヶ月以内でも、機嫌が悪かったり、食欲がない
おっぱいを飲まない・・・など異常がある場合は注意が必要で、小児科を
受診しましょう。
色や硬さは説明するより、見た方が伝わりやすいものです。
異常を感じた時はうんちのついたおむつごと持って受診するようにしましょう。
ただ、ウィルス性の病気の場合は感染の危険もあるので
ビニール袋に入れて密封して持参するよう気をつけましょう。
うんちは赤ちゃんの健康のバロメーター。
いつもと比べて緩いか硬いか、臭いや色に変わりないか
自然に観察できるといいですね(^O^)/