2016年08月23日

羊水のはたらき

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


「胎盤のはたらき」 は良く耳にしますが、
羊水については あまり聞かないような・・・
そこで今日は 「羊水のはたらき」 について
まとめてみました。


<胎児の発育に関与>
羊水には臓器の発達や胎児の発育に関与する物質や
増殖因子が含まれています。

<保温>
母体温度や外気温が直接胎児に影響しないよう、
胎児の体温を一定に保つはたらきがあります。

<肺の成熟を促す>
胎児は呼吸様運動を通して
羊水を肺へ取り込んだり 外へ出したりを
繰り返しています。
そうすることで肺成熟が促されます。

<外力に対する緩衝作用>
羊水は外からの衝撃をやわらげることで
胎児を守ります。
また、子宮収縮を弱める作用もあるため、
圧迫による臍帯の血流障害を防いでいます。

<皮膚の保護>
羊水中にはヒアルロン酸が
豊富に含まれています。
それらが胎児の皮膚の潤いを保ちます。

<運動空間の確保>
羊水があることで胎動の空間ができ、
筋肉や骨格の発達を促します。

<抗菌・抗炎症作用>
羊水中には抗菌物質が含まれていて
外からの細菌侵入や感染を防ぎます。



ところで赤ちゃんは羊水を飲んで、
羊水内に排尿しているって知ってますか?
(ちなみに元気な赤ちゃんは お腹の中で便はしません)

妊娠中期以降には、胎児の排尿の様子が
エコーで見えることもあるんですよ。

妊娠後期には、1日400~500mlの尿を排泄し、
ほぼ同量の羊水を飲み込んでいるそうです。
尿は無菌なので汚くないんです。

また、生まれた時に
片手だけでいいので羊水を拭きとらずにおくと、
赤ちゃんはそのにおいを嗅いで
安心するそうです。

産まれた途端に流れ出て
後に残らない羊水ですが、
色々な角度から
赤ちゃんを守ってくれているのですねicon12


  


Posted by しんしろ助産所 at 11:12Comments(0)その他