2016年08月24日

カンジダ膣炎

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


カンジダ膣炎、出産経験のある方なら聞いたことがあるかもしれません。
カンジダは皮膚や粘膜等に常在している真菌で、その菌が膣内で増殖する事で
炎症が起きます。

原因は体力の低下、免疫力の低下、抗生物質の服用等があげられます。

症状としては
・外陰部や膣内のかゆみ
・白っぽいカス状のおりもの
・外陰部の皮膚の赤み    等

妊婦さんもカンジダ膣炎を発症することがあります。
・つわりで体力が落ちている
・妊娠により体温も上がり、汗をかきやすい
・妊娠中の膣内の変化
 (普段は酸性に保たれ、雑菌の繁殖が抑えられているが、
  妊娠によるホルモンバランスの変化によってアルカリ性になり増殖)
・おりものが増える
等がカンジダ菌の増殖を促す原因となってしまうようです。

カンジダをそのままにしておくと、出産時に産道で赤ちゃんに感染することも…icon
鵞口瘡という、舌に苔のような白いカビがつき、おっぱいやミルクの飲みが悪くなったり、
カンジダ皮膚炎によるおむつかぶれなどを起こす可能性があります。
軟膏や膣錠での治療となりますが、胎児に影響のない薬ですので
妊娠中でも治療ができます。


    予防としては、
         1.バランスの良い食事
         2.体力を維持できるような生活(疲れをためない)
         3.睡眠をしっかりとる
         4.通気性のある素材の下着をつける       


おりものが気になったり、外陰部に違和感がある場合は、早目に受診iconしましょう。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:10Comments(0)健康