2017年11月01日

赤ちゃんの免疫

こんにちは  しんしろ助産所ですhiyoko_02


インフルエンザの流行に備え予防接種の時期になりましたが、
「赤ちゃんもインフルエンザにかかるの・・・icon
と聞かれることがあります。

「生後6ヶ月までの赤ちゃんは
  ママからの免疫で感染症にかかりにくい」
と言われ、赤ちゃんがママからもらう免疫が
万能薬のように考えられている一面がありますが
決してそんなことはありません。

生後6か月以内でも病気にかかったり、
生まれてすぐ風邪をひく赤ちゃんもいます。
もちろんインフルエンザも同様です。

赤ちゃんがママからもらう免疫は・・・
①妊娠後期に胎盤を通じてもらう
  ママが罹ったことがある病気に対する抗体
②特に生後早期の初乳からもらう
  細菌やウイルスの侵入を防ぐ抗体
   母乳に含まれる免疫は少しずつ量が減っていきますが、
     ゼロになることはありません。
     母乳を飲み続けている限り免疫をもらうことができます。

前述した通り、受け継がれる抗体は
ママが罹ったことがある病気に対するもの。
ただ単に風邪と言っても、病原体は数百種類もあって
すべての抗体を持っているわけではありません。

また、一般的に6ヶ月といわれるママからの免疫も
抗体の種類によって効果の期限が異なっていたり、
免疫が期待できない病気もあります。

自分で抗体を作ることも
病気と闘う体力もまだ未熟な赤ちゃんを守るため、
「生後6ヶ月の免疫」を過信せず、
日ごろから手洗いやうがい、風邪症状のある人との接触を避けるなど
感染予防には注意してあげましょうねflower01


  


Posted by しんしろ助産所 at 15:44Comments(0)こそだて