2017年11月30日
親世代と変わってきた子育ての常識
こんにちは しんしろ助産所です

赤ちゃんが生まれて
“今はそうなの

自分の頃の子育てとの常識の違いに
ビックリされる祖父母の方も
多いのではないでしょうか。
ママやパパが育つ頃は一般的なことでも
今はNG!は結構あります。
例をあげてみると
1.生まれてすぐに赤ちゃんを産湯につける(沐浴する)
以前は赤ちゃんの皮膚についた血液や羊水、胎脂などを洗い流して
きれいにするために行われていましたが、
現在は行わないことが一般的です。
それは出生直後の赤ちゃんは 体温調節能が弱く、低体温に陥りやすいため。
胎脂には「抗菌」「保湿」「保温」などの作用があるため、
現在では出生直後の沐浴は行わず、体を拭くのが主流です。
現在では出生直後の沐浴は行わず、体を拭くのが主流です。
2.沐浴後には白湯や番茶を飲ませる
栄養価のないものでお腹を満たさず、赤ちゃんには生後6カ月まで
母乳かミルク以外のものは与えません。
3.生後1ヶ月になったら日光浴を始める
以前は日光浴が健康に必要と考えられていましたが、
紫外線の悪影響が知られています。
ただ、極端に日光に当てないことでビタミンDの産生を阻害し
ただ、極端に日光に当てないことでビタミンDの産生を阻害し
赤ちゃんのくる病が増えていることもわかってきました。
日差しの強いお昼前後の時間帯を避けて
毎日15分程度の外気浴がおすすめです。
4.生後2.3ヶ月になったら薄めた果汁をのませる
生後6ヵ月までは母乳やミルクだけで十分です。
それ以降でも特に積極的に果汁を与える必要はありません。
5.抱き癖がつくので泣いてもすぐ抱っこしない方がいい
赤ちゃんが泣いたら、それに応えてあげる方が発達によい影響があります。
抱き癖とは考えずに、泣いたら、それに応えてあげるのが信頼の第1歩。
スキンシップで愛情を伝え、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
6.1才になったら母乳はやめる
断乳ではなく子どもが自主的に飲まなくなる卒乳が主流。
WHO(世界保健機構)でも授乳についてのガイドラインでは
2才以上まで飲ませるのがすすめられています。
7.おしゃぶりは好ましくない
いろいろな意見がありますが、おしゃぶりをすることで鼻呼吸が身につき
口呼吸より風邪などのウィルスなどが入りにくいというメリットもあります。
4才から5才位まで使わせる地域も。
ただし、歯並びの面から勧められないこともあるため
使用する時はよく考えてからにしましょう。
この他にも子育ての常識はいろいろ変化してきました。
今のことは分からないから…と尻込みしたり
反対に何をしてるの!…と否定せずに
ママやパパの子育てを応援できるといいですね

助産所では孫育て教室も行っています。
頼れる祖父母を目指して是非ご参加ください。
Posted by しんしろ助産所 at
15:49
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