2018年11月26日

母乳に栄養があるのはいつまで?

こんにちは しんしろ助産所ですhiyoko_02


『1歳過ぎての母乳って水分補給のようなものですよね?』
と、ママから聞かれることがあります。
実際、月齢が進むと母乳の栄養はなくなってしまうのでしょうか?

母乳はママの血液から作られ、蛋白質、アミノ酸、ミネラル、
ビタミン、脂質、糖質等たくさんの栄養素heartが含まれています。
母乳は、エネルギー消費の盛んな赤ちゃんに対応できるように、
赤ちゃんの月齢や必要な栄養量に合わせて成分が変化していきます。
ママが摂取した栄養が母乳に受け継がれるので、
月齢が進み1年たっても2年たっても、
母乳中の栄養素や免疫成分がなくなるということはありません。

ただ、赤ちゃんが成長するにつれ、母乳だけでは、
赤ちゃんに必要なエネルギーを確保するのが難しくなってきます。
その不足分の栄養を補うために離乳食が始まるのです。

WHOのガイドラインでは、母乳は補完食を始めていても、
2歳以上迄続けるのが望ましいと推奨されています。
これは母乳の持つたくさんのメリットiconとして
 ・質の高い栄養素を含んでいる
 ・赤ちゃんを守る防御因子を与えることができる
 ・赤ちゃんが病気の時の重要なエネルギー源となる
 ・病気のリスクを減少させることができる
等があるからです。

また、授乳中に分泌されるオキシトシンは幸せホルモンiconといわれ、
ストレスや不安を緩和するなど、ママにとってもメリットがあります。

赤ちゃんにとっての大切な食事である母乳、それは最高の栄養。
月齢が進んでも栄養がなくなることはありません。
授乳はママと赤ちゃんとの楽しい時間、目いっぱい満喫してくださいね。

  


Posted by しんしろ助産所 at 16:16Comments(0)おっぱい